非天マザー by B-CHAN

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iPhoneのおやすみモードとベッドタイムとアラームとマナーモードの関係を調べてみた

おやすみモード

 

 

こんにちは〜。

iPhoneユーザーのみなさん、iOS12には、

 

  • おやすみモード
  • ベッドタイム
  • アラーム
  • マナーモード

 

が揃っていて、ややこしくないですか?

もう、何が何やら。

どれが勝つのか?

例えば、おやすみモード中にアラームは鳴るのか?

 

で、実際に実験して調べてみましたよ。

 

まず、おやすみモードから。

おやすみモードとは、音と画面に関する機能だと思ってください。

おやすみモードをオンにするスイッチは、設定アプリ内にあります。

設定アプリの「おやすみモード」画面ですね。

おやすみモードオン

 

 

一番上に「おやすみモード」のスイッチがあり、これがオンになっていれば、おやすみモードになります。

 

おやすみモード中には、着信音、警告音、通知音は鳴りません。

おやすみモード中には、着信があっても、ロック画面も点灯しません。消灯したままです。

おやすみモード中には、着信があっても、バイブレーションも動きません。

 

とにかく、おやすみモード中は、他人からの働きかけには無反応なんです。

おやすみモードと言う名前から、睡眠をイメージしてしまいますが、そうでは無く、iPhoneが他人に対して休む、と考えるとわかりやすいですね。

 

上図の画面で説明しましょう。

 

「時間指定」欄がオフの場合は、ずっと、おやすみモードです。最初のおやすみモードのスイッチをオフにするまで、おやすみモードです。

 

通知欄の、

「常に知らせない」は、iPhoneを使用中でも着信音、警告音、通知音は鳴りません。とにかく鳴らないんです。

「iPhoneのロック中は知らせない」は、ロック中、つまりiPhoneを使用していないときだけ着信音、警告音、通知音が鳴りません。つまり、iPhoneを放置すれば、何も起こりません。画面すら点灯しないので、着信があっても気付きません。

 

その次の「着信を許可」は上図ではだれも許可しないようになっています。

つまり誰から電話が掛かってきても絶対にiPhoneは反応しないわけです。

さすがにそれだと、知り合いから緊急の電話がある場合に困るかも知れないので、選択肢があります。

ボクは、これにしています。

許可する相手

 

 

これだと、おやすみモードであっても、iPhoneのアドレス帳に載っている人からの着信の場合は着信音が鳴ります。要は知り合いからの電話は受けようってコトです。

また、次の「繰り返しの着信」をオンにすれば、知らない人からの2回目の着信が3分以内にあった場合には着信音が鳴ります。要は、急ぎかも知れないので許そうってコトです。

残りの項目は今回は関係無いので説明は省略します。

 

 

ベッドタイム

 

さっきのおやすみモード設定画面に、時間指定の項目がありましたよね。

それをオンにすると、その時間帯だけがおやすみモードになります。

下図では、夜の22時から朝の7時がおやすみモード、つまり着信音が鳴らない状態です。画面が消えている状態なら着信があっても点灯しませんし、バイブレーションも作動しません。

おやすみモードの時間設定

 

 

ここで気になるのは、「ベッドタイム」と言う項目が登場したコトですね。

おやすみモードは、iPhoneが休むイメージと書きましたが、ベッドタイムは文字通り人間が眠るためのモードだと考えるとわかりやすいです。

まずは、ベッドタイムのスイッチをオンにします。これでベッドタイム機能が使えます。

ベッドタイムをオンにする

 

 

で、ここがややこしいんですが、ベッドタイムの作動時間は時計アプリで設定するんです。

なので時計アプリのベッドタイム画面を開きましょう。

このように、ベッドタイム時間を夜の23時から朝の6時にしました。まさに人間の就寝時間です。

ベッドタイム時間指定

 

 

ベッドタイム機能は、人間の就寝のための機能なので、起床時刻になれば、目覚ましサウンドが鳴ります。

ここで気になるのは、さっきの設定画面でのおやすみモードの時間帯と、このベッドタイム機能の時間帯を別々に設定できてしまうコトです。

上の図を見てください。

 

  • おやすみモード:22時から7時
  • ベッドタイム:23時から6時

 

つまり、朝の6時に起床する必要があるんですが、そのときはまだ、おやすみモード中です。

ちゃんと目覚ましサウンドは鳴るんでしょうか。

正解は鳴ります。

 

iPhoneのルールを覚えてください。

おやすみモードはあくまでも他人からの着信を切るモードです。

目覚ましサウンドは自分で設定するモノなので、おやすみモード中でも鳴るんです。

ついでに言うと、時計アプリにあるアラーム機能。これも、おやすみモード中でも鳴ります。自分で設定するモノだからですね。

はい、覚えましたか?

当然、おやすみモード中でも、ゲーム等のアプリの音も鳴ります。

 

次に、上図のベッドタイム画面の左上に「オプション」ボタンがあるのに気付きますよね。

押してみましょう。

ベッドタイム中のおやすみモード

 

 

気になるのは、「ベッドタイム中のおやすみモード」スイッチですね。

これが上図のようにオンになっていると、ベッドタイム中におやすみモード、つまり、ベッドタイムとおやすみモードが重なっている状態です。

この、重なっている状態中は、

 

  • 着信音、警告音、通知音が鳴らない(おやすみモードなので当然)。
  • ロック画面が薄暗くなる。
  • ロック画面に通知が表示されない。

 

この3つが揃います。

要は、ベッドタイム中のおやすみモードは、人間が睡眠中に目覚めて、ついiPhoneを触ってしまっても、ロック画面は薄暗いし、通知も表示されていないので、気にせずに、再び眠りに就きやすいと言うコトです。

 

では、上図で言うところの、夜22時から23時の間、そして、朝6時から7時の間はどうなるのでしょうか。

その時間帯は、おやすみモードはオンですが、ベッドタイムではありません。

要は単なる、おやすみモードですね。

よって、最初に書いたように、着信音等はなりませんし、画面も点灯しません。バイブレーションも作動しません。

 

では、ベッドタイム中のおやすみモードをオフにした場合はどうでしょうか?

つまり、ベッドタイム機能だけがオンの状態です。

ベッドタイムだから、何となく、着信音等が鳴らないような気がしますが、実は鳴ります。画面も点灯します。

実は、ベッドタイム機能は、単に人間に就寝開始時刻を知らせたり起床時刻を知らせるだけの機能なんです。

なので、ベッドタイムだけでは、通知を防ぐコトはできません

通知を防ぐには、あくまでも、おやすみモードが必要。

そして、ベッドタイム中のおやすみモードは、それを強化するモノです。

 

2つの画面をお見せしましょう。

おやすみモードで画面が消灯中に着信し、画面を指で点灯させた場合。

おやすみモードでのロック画面

 

 

上図は単なるおやすみモード中。指でタップして画面を点けると通知が見えますよね。

 

次は、ベッドタイム中のおやすみモードがオンの状態で着信があり、画面を指で点灯させた場合。

ベッドタイム中のおやすみモードのロック画面

 

 

ご覧のとおり、着信があって、画面をタップして点灯させても、画面に通知が無く、薄暗いです。だから、また眠れるんですね。

 

なお、ベッドタイム中のおやすみモードの間に着信があっても、上図のようにロック画面に通知が無いので、後で起床してから、睡眠中に着信があったかどうかを知りたいですよね。

その場合は、画面左上から通知センターを引っ張り出しましょう。 

ベッドタイムの通知センター

 

 

このように、ベッドタイム中のおやすみモードの間の着信は、他の通知とは別に表示されるのです。

 

 

マナーモード

 

 

以上で、おやすみモードとベッドタイムの説明は終わりです。

通知を防ぎたければ、おやすみモード。

ベッドタイム機能はあくまでも就寝と起床時刻を知らせるためのモノ。

ただし、両者が重なれば、通知音等も無く画面も通知表示が無いので、最も眠りが妨げられない、と言うコトですね。

おやすみモードは、眠るときだけでは無く、仕事に集中したいときなどにも使えますね。

 

iPhoneには本体のサイドにマナーモードスイッチがあります。

マナーモードは、あくまでも着信音、通知音、警告音を消すだけです。

マナーモード中に着信があると、画面は点灯します。

また、マナーモード中のバイブレーションは自由に設定できます。

この画面。設定アプリの「サウンドと触覚」のページです。

バイブレーション設定

 

 

一番上の2つがバイブレーション設定です。

「着信スイッチ選択時」はスイッチが表面側、つまりマナーモードオフの状態。

「サイレントスイッチ選択時」はスイッチが裏面側、つまりマナーモードオンの状態。

上図では、マナーモードのときだけ、バイブレーションが作動するわけです。

 

映画館では電源を切るのがベストですが、おやすみモードをオンにしてもOK。何せ着信音等も鳴らず、画面も点灯せず、バイブレーションも作動しないですからね。 ただし、アラームは鳴りますが。

マナーモードだと、着信時に音は鳴らなくても画面は点灯するので映画館には向いていません。

上図の設定だと、マナーモード中にバイブレーションも作動しますしね。

 

 

問題点・注意点

 

 

今回、これらを調べていて思ったんですよ。

おやすみモードとベッドタイムは、設定アプリにもオンオフスイッチがあり、時計アプリにもオンオフスイッチがあります。

 

時計アプリのベッドタイム中のおやすみモードをオンにしても、設定アプリのおやすみモードのスイッチがオフなら、おやすみモードは働きません。

あくまでも、おやすみモードは設定アプリでオンにするコトが必要です。

その上で、時計アプリのベッドタイムのオプションが効いてきます。

 

一方、設定アプリ内のベッドタイムのスイッチがオフでも、時計アプリのベッドタイムのスイッチがオンなら、ベッドタイム機能は作動します。つまり目覚ましサウンドが鳴ります。

実験してわかりました。

これは解せないですね。

ユーザーインターフェースとしては、ちぐはぐですね。

今のiOSって、初代iPhoneから基本形は変えずに、機能をどんどん上乗せしているので、つぎはぎだらけなんですよね。

まあそれでも、よくここまでわかりやすく直感的に作っていると感心しますが、やはり、一度、全面的に見直しが必要かもしれません。

設定アプリのベッドタイムのスイッチがオフでも、時計アプリのベッドタイムのオンならベッドタイム機能は作動するおかしさ。

設計者も混乱しているのかもしれません。

 

とりあえず、ボクが説明したいのは以上です。

おやすみモード中に、朝に目覚ましサウンドで起きられるのかな、と言う疑問から派生して、色んなコトを実験しながら調べてしまいました。

疲れましたよ。