保険
保険に入るかどうしようかと迷っている人は保険に関する記事を読むかも知れません。
ボクもFPとして元銀行員として元保険外交員として、よく記事を読みます。
中に、わけのわからない記事があるんですよ。
保険に入っても、保険会社が必ず勝つようにできているからムダ
と言う主旨の記事。
まったく本質を外しています。
会社の儲けはユーザーに関係無い
保険は人類の大きな発明です。
例えば自動車保険がわかりやすいですね。
もし保険が無ければ、あなたが自動車で他人の命を奪ってしまうと、数億円の賠償が発生します。
保険に入っておけば、年間数万円程度の保険料で済みます。
保険と言うのは、大勢で少額ずつ出し合うコトによって、ごく一部の人を救済する仕組みなのです。
なので、何も事故を起こさなかった人にとっては保険料を捨てるコトになります。
これは、どの保険も同じです。
保険会社が事業として成り立っている以上、確率から言えば、保険会社の儲けはプラスであり、ユーザーの受け取りより多いわけです。
だから、保険には入らない方が良いのでしょうか?
繰り返し言いますが、保険会社が儲かるかどうかは関係無く、保険に入らなければ、事故を起こした人には巨額の賠償請求リスクがあるのです。
リスクを回避するのが保険であり、保険会社はそれを事業としているのです。
あなたは、パンを買うとパン屋が儲かるからパンを買わないでおこう、と思いますか?
自動車を買うと自動車屋が儲かるから自動車を買わないでおこう、と思いますか?
髪を切ると理容室が儲かるから髪を切らないでおこう、と思いますか?
どんなビジネスも儲けるコトで成立しますし、儲けるために行っているのです。
保険も同じ。
保険会社が勝つから保険に入らない、なんてのは何の意味も無い話。
保険会社がどうか、では無く、ユーザーが何を必要としているか、で話をするべきです。
なので、冒頭で言ったような内容の記事は、ボクの目から見れば、トンチンカンそのもの。