まんだらけの最終判断は結果としては正しい
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
今日の話題といえば、中古ショップ「まんだらけ」が万引き犯の顔写真をネットに公開するかどうかということですね。
事前に予告し、期限までに犯人が名乗り出なければ顔写真をインターネットで公開するという、まんだらけの姿勢が話題になりました。
まあこういうことをするのは、まんだらけの自由ですし、その結果に関して責任を取るのはまんだらけの義務でもあります。
結局、まんだらけは公開せずに警察の捜査に委ねました。
当たり前といえば当たり前ですが。
まんだらけが「万引き犯」顔写真のネット公開を「中止」土壇場で方針転換 (弁護士ドットコム) - Yahoo!ニュース
ボクが個人的に驚いたのは、
「犯人の人権を擁護する必要は無い。公開すべき。」
という意見が多かったこと。
いつの間に日本は野蛮な国になったんでしょう?
ボクは日本は先進国であり、法治国家だと思ってたんですが。
犯人の顔写真をまんだらけが公開しなければ、それは犯人の人権を擁護したことになるんでしょうか?
全然、別の話ですよね。
まともな法治国家なら、違法行為に対しては法で裁くべきです。
一民間人や、一民間企業が法と無関係に私的に制裁を加えるのはリンチですね。
進んだ法治国家では行うべきではない野蛮な行為です。
公開すべき、という意見をたくさん見た時に、ボクはここが、民主国家では無く、どこかの独裁国家なのかと目を疑いました。
もし、まんだらけが、法の裁きとは無関係に犯人を裁くのなら、もはや国家秩序はめちゃくちゃです。
違法行為に対して違法行為で仕返しすることが許される世の中になります。
窃盗犯の顔を私的に公開するのが許されるのなら、人殺し予備軍である自動車のスピード違反者なんて当然に全国に顔を公開すべきという話になります。
万引きと比べてスピード違反なんて命に関わる圧倒的に重い罪ですからね。
もちろんボクはそれはおかしいと思います。
どんなケースでも、違法行為には法の裁きを与えるべきだと思います。
今回の万引き犯も、法によってしかるべき制裁が与えられるべきだと思います。
こういう話を書くと、
「犯人を擁護するのか!」
みたいなトンチンカンなことを言う人が出てくるんですが、そんなことは一言も書いてませんよね。
法を無視して私的に裁くことに賛同している人は、先進国で法治国家としての日本の品位を貶めていることに気付いてくださいね、もしあなたが日本を好きなら。
関連記事
スピード違反は平気でするくせにSTAP論文を批判しまくる異常な世の中 - 非天マザー by B-CHAN
憲法改正とか憲法解釈とか騒いでますが、まずは意外と多くの人が間違えている知識を正す事から。 - 非天マザー by B-CHAN
「外国が攻めてきたら、どうやって日本を守るんだよ!」と言って集団的自衛権に賛成してる人って基礎知識が間違ってると思われるのでこれを読んでください。 - 非天マザー by B-CHAN
マスコミやインターネットの情報を鵜呑みにした結果、小学生ができる計算なのに、たくさんの大人が間違えているという話 - 非天マザー by B-CHAN