停戦
とある国が隣にある超大国から侵略戦争を受けています。
もう、ずいぶん長い間。
どんな理由が背景にあるとしても、少なくとも、侵略戦争を仕掛ける側が悪いのは、客観的な事実です。
なので、それぞれの国の良し悪しとか好き嫌いは別にして、この案件に関しては、侵略戦争を仕掛けた側が非難されるのは当然です。
でも、数年が経過しました。
日本を含め、世界中が、関心を薄めつつあります。
停戦はできるんでしょうか。
領土
どうやら、侵略を受けた側のトップが、戦争を終わらせる気が無いのでは無いか、と言う論調もあります。
もちろん、それは、そう見える行動をしているからです。
ただ、ボクは思うんですよね。
停戦するコトは戦争状態にあるよりも平和には近い。
それは正論です。
でも、侵略された国のコトを思うと、カンタンな話では無いんですよ。
例えば日本で考えてみましょう。
日本がどこかの国から一方的に攻め込まれたとしましょう。
そして、領土の一部を占領されたとします。
その状態で数年。
ようやく停戦の合意ができました。
すると、領土の一部は侵略国のモノとなった状態での停戦。
つまり今後は、従来の日本の国土の一部は外国のモノになるわけです。
それって、日本国民は納得できるでしょうか。
もちろん意見は割れるでしょうけど、占領された領土を奪還するまでは停戦すべきでは無い、と言う意見も強く見られるハズなのです。
まさに現実は、いまそこなのです。
その国の立場に立てば、停戦こそが唯一の選択肢なのでしょうか。