芸能界
テレビに出る芸能人や番組スタッフの、新型コロナウイルス感染が目立つようになっているようですね。
なぜ、芸能界の感染者が多いのかと言う問いに、カンニング竹山氏が、
それだけ世の中、感染しているっていうことでしょ、結局
と発言したと言うニュースが流れていました。
ボクはこの番組を見ていないので、このニュースだけで感想を言いますが、世の中の感染が多いのと、芸能界の感染が多いのとはリンクしていないと思います。
感染者数の少なさ
2019年の年末に新型コロナウイルスが発生して2年以上経っていますよね。
ここまでの日本国内の累計の感染者数は、
2,721,084人
です。
272万人。多いように思えますか?
日本の人口は1億2,500万人。
2年以上かけて、まだ、1億2,200万人以上は感染していません。
2年以上でようやく2%ちょっと。
つまり、2年以上経っても、日本中の97%以上は、まだ感染してないわけです。
まわりに100人いれば、そのうちの97人は未感染。
要は、2年以上経っているのに、見回しても、感染した人はほとんどいない状態です。
そのうち200万人以上はすでに療養解除済み。
現時点で感染中なのは60万人です。
日本の0.5%ほどです。
1,000人中5人です。
いまの日本で感染者は1,000人のうち5人ほどであって、残りの995人は感染していない人です。
まわりを見ても、感染者はほとんど見つからない状態です。
世の中で感染が多くなっているから芸能界でも感染が多い。
この発言とリンクしないと思いませんか?
テレビに出ている人と、そのスタッフの感染数が、非常に多い印象を受けるのであれば、それは報道量と関係あるんでは無いでしょうか?
例えば、芸能人が累計100人感染したと聞けば、
多いなあ
と感じるかも知れませんが、芸能人は1万人くらいはいるでしょうから、それだとたったの1%であってむしろ少ないわけです。
もし、もっと芸能人の感染者が多くて、芸能界全体の2%をはるかに超える(つまり世間の累計感染者数よりはるかに多い)のであれば、それは、世間の感染者の多さとは関係無いコトになりますね。
マスクをしていない番組が多いとか、感染対策が弱いとか、そう言う理由になります。
と言うわけで、カンニング竹山氏の発言の正しさを検証するには、芸能界の感染率と言う数値の検証が必要であって、単に世間の感染者数が増えたコトが理由とは断定できないのです。
世の中、常に、数学はついて回るんですよ。