独身税
石川県にある、かほく市。
そこのママ課の提案が波紋を呼んでいます。
要は、子供が生まれると生活が大変だから、独身の人の税負担を重くしてね。
てなことです。
ボクは永遠の独身で、ボクの歳で独身だとたぶん一生独身だと言われています。
と言うか、婚活をした経験も無いですが。
だから、ボクは、かほく市には住みたくないな、なんて思います。
独身者の負担を重くする話なので、当然のように独身者から反発が出ます。
ボクはそれも変だと思うんですよね。
昔、ダウンタウンの松本人志が言っていました。
プロ野球のプレーで監督が抗議している間、抗議を受けた側の監督はただ見守っている。
いやいやいやいや、それってルールを守っているのではなく、単に自分のチームに有利な態度をとっているだけだからおかしい、と言うのです。
例えば、バッターが内野ゴロを打って1塁に投げた。バッターランナーの足が一瞬早く1塁に到達したように見えたけど、審判はアウトを宣告した。
この場合、打った方のチームの監督は抗議に来ますが、守る方の監督は見ているだけ。
それがおかしいと言うのです。
ホントにバッターランナーの足が早く到達したように見えたのなら、守備側の監督も、おかしいと言わなければならない、それが正しいルールでしょ、と言うことです。
自分に有利なときは行動して、自分が不利になるときは行動しないのはひきょうだ、と。
ボクは、なるほどね、と思いました。
ランナーの足が早く着いたのなら、自分が有利であろうが不利であろうがセーフなわけです。
だから守備側の監督もきちんとセーフだと言わなければならないんですね。
独身税も同じです。
既婚子持ちの人にとって、独身税が実施されれば有利になりますが、でも、そもそも独身税がおかしいわけですから、既婚子持ちの人も反対すべきなんですよね。
ママ課
ただ、ボクがその報道で最もツッコみたいのは、そこではありません。
一番の問題は、
ママ課
の存在ですよ。
そんな名前の課を作ること自体が、
子育ては女性の役割
と強調してしまっているわけですよ。
ママ課があるならパパ課も作るべきですし、そもそも、
親課
でいいんですよ。
でも、この話は誰も口にしてませんね。
一番変なのはそこなのに。
そのおかしさに気付こうね、かほく市のみなさんとかほく市以外のみなさん。