覚醒剤CM
昔、テレビで、覚醒剤撲滅の啓発コマーシャルがありました。
母親が覚醒剤を注射してボロボロになり、子が泣き叫ぶ映像です。
あまりにも怖くリアルなので、見ていて不快と言うクレームがあり、放送中止に。
交通事故
あまりにも怖いからこそ、撲滅すべきであり、だからCM中止は本末転倒なんですよね。
ボクはいつも思うコトがあるんです。
それは交通事故のニュース。
クルマが衝突して重傷とか命に別状は無いとか。
これって単なる記号なんですよ。
現実が伝わりません。
交通事故の現場に遭遇したコトありますか?
人身事故の。
そこに人が横たわっていて頭から血が流れだして周囲1メートル四方に広がっている様子。
赤い水たまりです。
あるいはクルマの窓ガラスを突き破って飛び出し、道路に叩きつけられ顔の皮膚がはがれてしまっている人。
腕や足が完全に折れてしまって泣き叫んでいる人。
この悲惨さがニュースでは伝わらないのです。
悲惨さが伝わらないから、事故の深刻さが深刻だと理解されない。
だから、いつまでたってもスピード違反とか飲酒運転が無くならない。
警察が隠れて取り締まりするだけで非難する頭のおかしな人すらいます。
ルールを守っていれば警察が隠れていても何の問題も無いのに。
あの事故現場の人体の悲惨さを見れば、事故がいかに恐ろしいかがわかる人も増えるでしょう。
そうすれば抑止力も上がります。
なのでボクは、ニュースなどで、もっと不快なもっと悲惨な描写をすべきだと思うんですよ。
人は経験して初めて、真剣に考えるようになるので。