日清の二郎インスパイアラーメン
ラーメン屋さんのひとつの人気ジャンルとして二郎系があります。
これは、東京の三田にあるラーメン二郎を元祖として、全国に広がったジャンルです。
慶応大学のそばにあるので、慶応大学生の御用達ですが、あまりにも人気があり、日本中のラーメン屋さんが真似るようになりました。
特徴としては、
- 極太で食感がワシワシ(ゴワゴワ)の麺。
- 強烈な醤油風味と豚骨が混ざったダブルスープ。
- 量を調整可能な野菜(主にモヤシとキャベツ)。
- ステーキのように分厚いチャーシュー。
- 基本的に安い。
ビジュアルに特徴があるので、知らない人は、画像をどうぞ。
ボクも、この麺と、強烈な醤油豚骨スープと、デカいチャーシューにやられました。
大好きです。
身体に悪そうです。
カロリーも軽く1000キロカロリーを超えます。
でも、おいしいです。
全国に、元祖二郎を超えようとして、二郎インスパイアと呼ばれるラーメン屋さんがたくさん登場しています。
そして、昨今、コンビニでも、二郎インスパイア商品が続々と登場しています。
そこに参入したのが日清食品なんですね。
3月に出た商品ですが、ようやく食べてみたので、メモ代わりに書いてみます。
豚園
日清はカップラーメンやチキンラーメンの会社なので、二郎インスパイアもインスタントラーメンです。
ただし、カップ麺ではありません。
箱に入っています。
豚園と言う商品名ですね。
買って来た後で、もやしは別売だと知り、後で、もやしと煮卵を買いに行きました。
箱を開けると、乾燥したチャーシューと、液体スープが出てきます。麺は別途、袋に入っています。
麺の袋を開けると、ニンニクと背脂の袋が出てきます。これらは生タイプですね。麺は乾燥した揚げ麺タイプ。
水を500ml沸騰させます。
もやしは別途、電子レンジで3分間温めます。
麺のゆで時間は5分間。チャーシューと同時にゆでます。
ゆであがり直前にスープを入れ、ひと煮立ちさせて火を止めます。
麺とスープとチャーシューを器に入れ、もやしを載せ、ニンニクと背脂も載せます。
ビジュアルは、二郎に近いですね。
麺リフト。ますます二郎に近いです。
食べた感想は、当たり前ですが、店舗で食べる二郎系のラーメンには全く及びません。
麺は柔らかく麦の風味も弱すぎます。
スープは薄いです。あのカネシ醤油のパンチはもちろんありません。
背脂のおかげで、豚の風味はありますが、店舗にはかないません。
もやしは普通においしかったです。
このラーメンでは、本物の二郎のおいしさを感じるコトはできないので、未経験な人は、東京の三田にあるラーメン二郎へどうぞ。
ただし、本物の二郎を無視して、単なるインスタントラーメンとして考えると、実においしいんですよね。
多くのインスタントラーメンは粉末スープですが、これは液体スープ。トッピングも生。
麺の歯ごたえも、一般のインスタントラーメンとは比較にならない良さです。
二郎 > 豚園 > 一般のインスタントラーメン
と言ったところ。
ボクの中では、これに勝つインスタントラーメンは、日清のセブンイレブン専用商品である、蒙古タンメン中本のカップ麺だけ。
ただ、コンビニには、電子レンジで温めるだけの二郎インスパイアラーメンが売られていて、そちらの方が手軽で、麺もスープも良くできているので、あえて豚園を買う意義が見当たらないんですよねえ。
あえて言うなら、水を少なめにして、ゆで時間を短めにして、味や歯ごたえを調節できるところでしょうか。
と言うわけで、話のネタに作ってみるのは良いと思います。