GoogleがWindowsのシェアを狙う
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
ChromeBookという新ジャンルのパソコンが一般向けに販売開始されました。
ChromeBookを知ってますか。
いま、世の中のパソコンの大半(9割以上)はWindowsで、それに続くのがMac。
つまり、世の中の大半の人はWindowsしか知らなくて、MacやChromeBookはまったく使ったことが無い人が多いでしょう。
ボクはWindowsとMacを長年使っていて、日常の主な用途にはMacを使っています。
なぜWindowsではなくMacを使うかは、何度か書きました。
Macのトラックパッドの操作性のすごさを知らない人に伝える記事 - 非天マザー by B-CHAN
MacとWindowsは操作性こそ異なりますが、実は中身はそっくり。
基本的にはパソコン内にアプリをインストールして実行します。
アプリを使って作ったデータ、例えば文書や画像や音楽などをパソコン内のディスクに保存します。
これはiPhoneやAndroidなどのスマートフォンと同じですね。
しかしChromeBookは違います。
全然違います。
パソコンの中身は基本的には空っぽです。
全部、クラウド上で実行します。
クラウドの説明を読んでください。
クラウドの概念を3分で理解する - 非天マザー by B-CHAN
ChromeBookはアプリの実行をパソコン内部ではなく、クラウド上、つまりネット上で行います。
実はすでにWindowsやMacなどのパソコンでも経験できます。
例えば、GmailやGoogleマップなどはパソコンにアプリをインストールせずに、ウェブブラウザ上で使いますよね。
GmailもGoogleマップも、Googleという会社のアプリです。
ChromeBookもGoogleの規格です。
ChromeBookでは、GmailやGoogleマップはもちろん、他のアプリもすべてウェブブラウザ上で動かします。
なので、パソコンにアプリをインストールする必要がありません。
また、作ったデータもパソコン内ではなくクラウド上に保存します。
アプリもデータもパソコン内には存在しないのです。
そういう仕組みにすることで絶大なメリットが生まれます。
- アプリを本体内にインストールしないので本体の記憶容量が少なくて済む
- データを本体内に保存しないので本体の記憶容量が少なくて済む
- アプリやデータが本体内に蓄積しないので、動作が軽快、起動も高速。
- 他のChromeBookでもGoogleのアカウントでログインすれば同じ環境ができあがる。WindowsやMacではアプリをインストールしなければ使えないが、ChromeBookでは、どのマシンでも同じアプリが使える。
- 本体内にデータを保存しないので本体が故障したり盗難に遭ってもデータを失わない。
- OS(ChromeOS)は無料なのでパソコンの価格が非常に安い
- 本体の記憶容量が少なくて済むのでパソコンの価格が非常に安い
基本的にはネット接続前提ですね。
しかもMacBook Airと同じで、ケーブルはなるべく少なくするために無線LAN(Wi-Fi)。
ChromeBookはまだ新しい規格なので、従来のWindowsやMac用の周辺機器は使えないことが多いですが、徐々に対応機器が増えて行くと思われます。
たぶん、そういう周辺機器もケーブルではなく無線LANでつながることになるでしょう。
アメリカではすでにノートパソコンの2割くらいのシェアを獲っていると言われるChromeBook。
とにかく価格が安いですし、Googleの無料アプリがたくさん使えるので、WindowsやMacから乗り換えてもすぐに使えます。
どうしてもWindowsやMacにしか無いアプリを使うなら別ですが、一般的なネットサーフィンやメールなどを使うのであれば、ChromeBookで十分、と言うかむしろ起動が高速で動作が軽快な分、ChromeBookの方が便利かも。
スマートフォンの世界ではすでに8割のシェアを獲ったGoogle。
今度はこの新世代のパソコンがWindowsのシェアを奪うのかどうか。
その価格とコンセプトを見る限り、奪いそうな匂いがプンプンするんですよね。