アドベンチャーゲーム
ボクは昔からのゲーマーです。
幼い頃にパソコンに触れ、当時からPCゲームにハマりました。
ゲームと言えばゲームセンター。
ゲームセンターと言えば、パックマンやゼビウスなどのキャラが動き回るアクションゲーム、シューティングゲームが主流でした。
当然、ゲームとはそのようなモノだと思っていました。
ボクも、ゲームセンターで遊ぶのが大好きでした。
そんなボクが初めて目にしたジャンルのゲームがPCで遊んだアドベンチャーゲームでした。
黄金の墓
ゲームの名前は「黄金の墓」で、ストラットフォード・コンピューターセンターと言う会社が出していました。
アドベンチャーゲームなので、画面には静止画しか出て来ません。
そして、入力欄に文字を入力するのです。
- はなす
- すすむ
- とる
などと、いちいち入力するのです。
当時のパソコンですから、高度なプログラムが使われているわけでも無く、入力したすべての言葉の意味をコンピュータが理解しているわけでもありません。
なので、プログラムに無い言葉が入力された場合、ゲームが進行しないわけです。
これはもう、膨大な日本語の中から正解を探し出すゲームであり、運にも左右されそうです。
実際、ボクも何ヶ月間もクリアできませんでしたが、数ヶ月ぶりにプレイして、それまでとは違う言葉を入力してゲームが進行し、ようやくゴールにたどり着いた記憶があります。
例えば、
- いく
ではダメで、
- すすむ
と入力しなければ受け付けない、的な感覚です。
ちなみにボクが持っていたのは、上記の動画にあるMSXパソコン対応版で、しかもメディアはカセットテープでした。
ゲームオーバーになる度に、カセットテープを巻き戻してロードし直し。
毎回、ゲームを始めるのに数分かかるわけです。
娯楽と言うより拷問ですね。
当時はこれが楽しかったんでしょう。
しかし、ボクの親は、どこが面白いんだ!と本音を言っていました。
ボクは、何も言い返せませんでした。
それから数年後にファミコンで発表される、ドラゴンクエスト。
それを初めて遊んだとき、
こんなに親切なゲームがあるんだ!
と驚きましたが、黄金の墓のトラウマがあったせいかも知れません。
なお、現在でも、プロジェクトEGGで遊べます。