移行アシスタント
6月20日に新しいiMacがやって来て、以前から使ってきたMacBook Airの環境を移しました。
Macには、移行アシスタントと言うツールがあって、旧機種の環境をカンタンに新機種に移せるわけです。
使ってきたアプリやアイコンの並び順やパスワードなど、ほとんどすべての情報がそっくりそのまま移行されます。
つまり、ボクは5年間使って慣れているMacBook Airの感覚を、すぐにiMacで再現できたわけです。
基本的にはそれで問題ありません。
不具合
しかし、5年間も同じパソコンを使っていると、その間に、様々なアプリをインストールしたり削除したり、いろんなアップデートファイルが上書きされたり、とにかく、OSがつぎはぎ状態になっていくんですね。
さすがに堅牢なmacOSと言っても完璧ではありません。
5年間に積み重なったゴミやバグが紛れ込んでいるはずです。
新型のiMacにはThunderbolt3のコネクタが2つあり、ボクはそこにそれぞれディスプレイを接続しています。
つまり、iMacの画面と外部ディスプレイが2台、合計3台の画面で作業をしているわけです。
ところが、ここ数日、そのうちの1台を接続した状態だとiMacが落ちる(突然再起動)ようになり、しかもログインすらできなくなりました。
最初はアセりましたが、Thunderbolt3のケーブルを抜くと無事に起動することがわかりました。
つまり、Thunderbolt3の接続に何らかの不具合が生じています。
しかも、2台のうちの1台だけです。
手がかりはそれだけ。
原因は具体的にはわかりません。
しかし、MacBook AirにはThunderbolt3端子はありません。
その環境で5年間使ってきたシステムをiMacに移行したわけです。
そのiMacにはThunderbolt3端子がある。
そりゃ、何らかの不具合が出てもおかしく無いですよね。
実際は理論的には、そんなことで不具合が出るとは考えにくく、単一の要因ではない可能性が非常に高いんですが、いずれにせよ、古いつぎはぎシステムを最新機種に持ってきたことで不具合が生じていると考えられるため、ボクは対策をしました。
クリーンインストール
それは、iMacにクリーンインストールし直すことです。
クリーンインストールとは、工場出荷状態と同じ状態にすることですね。
つまり、いったんまっさらにして、1個1個、アプリなどを自分でインストールし直すのです。
少なくともそうすることで、システムは最新のiMacに最適なモノができあがります。
実際、やってみました。
で、結果はこのとおり。無事にすべて表示されました。めでたし。
実は、クリーンインストールしても意外とラクでした。
なぜならAppleにはiCloudがあるからです。
IDやパスワード、ウェブブラウザのブックマークなどはiCloudと言うクラウドコンピュータに保管されています。
それがあるので、アカウントの再現はあっと言う間にできました。
例えばこのはてなブログを書くのにIDとパスワードが必要ですが、それもiCloudのおかげで自動的に入力されました。
Macでのクリーンインストールは、システム的にはまっさらにしてくれますが、その後の復旧はiCloudのおかげで非常にラクです。
そしてもちろん、iCloudはMacだけでは無くiPhoneやiPadでも使え、すべて自動的に同期されます。
Macで入力したパスワードは自動的にiPhoneでも入力されるわけです。
これはパソコンとスマートフォンとタブレットと言ったハードウェアとシステムなどのソフトウェアをすべて自社で作っているAppleだけが実現できることで、今回、その便利さを改めて感じました。
Windowsパソコンでもクリーンインストールは何度も経験しましたが、こんなに早く以前の環境で使用再開するのはさすがに難しいですね。