IT活用の別の間違い例
2日前の記事が大ヒット。
で、その続きも書きました。
で、同じ職場の、また別の衝撃的なIT機器の使い方を書きます。
みなさん、パソコンでPDFを作成するときにどうやりますか?
ボクはあらかじめパソコンにPDF作成アプリをインストールしておきます。
例えばこういうの。
無料PDF作成・変換フリーソフト CubePDF - CubeSoft
で、普通にプリントするわけです。
ただしプリンタではなく、そのPDF作成アプリを選択します。
すると、紙の代わりに、PDFで出力されるわけです。
この方法が一番簡単であり、キレイにできあがります。
まあ、Macの場合は標準でPDF出力できますが。
ところが、このたび有名になってしまったボクの職場でのPDFの作り方は違います。
まず、普通に紙でプリントアウトします。
その紙を会社の複合機に載せます。
で、スキャンモードを選択し、「PDFで保存」を選びます。
すると、あらかじめ指定しておいたフォルダに、PDFが保存されるわけです。
なかなかの衝撃じゃないですか?
何のためのデジタルなのか
ポイントは、せっかくのパソコンのファイルをいったん紙に出力して、それを再度スキャンしてPDFにする点。
そうです。
ITとかデジタルの概念自体をまったく理解してないのです。
デジタルは無劣化であることが大きな特徴であり、だからこそのデジタルデータなのです。
しかし、うちの職場の方式では、PDF化を繰り返すたびに劣化していきます。
なんじゃそりゃ!
いかがでしょうか。
ITを正しく理解し、それを正しく普及させる能力を持つ人が職場にいない場合、このような異世界になります。
ITは便利なモノという概念はまったく無く、単に手で書いていたモノをキーボードに置き換えたにすぎない、そういう職場なのです。
ボクのやるべきことがいかに多いか、わかりますよね?