パソコンのトラブル
先日、遠距離の高齢者宅のパソコンのトラブルについて書きました。
LINEのビデオ通話を使って、画面を映してもらいながら会話したんですが、やはり難しく、解決には至らなかったので、今日、現地へ行って来ました。
記録的な猛暑でしたが、日本で一番気温が高くておなじみの埼玉県熊谷市でした。
プリントスプーラー
印刷ボタンを押しても、ドキュメントがキューにたまる一方で、印刷が全然始まらないのです。
これだけなら、原因は千差万別。
この手の現象だと、パソコンとプリンタを再起動すれば直るコトが多いんですが、それでも直りません。
USBケーブルの断線も疑いましたが、パソコン側からプリンタを認識できているため、その可能性も限りなく低いのです。
なので、おそらくハードでは無く、ソフトウェア側の不具合。
とりあえず、Windowsアップデートと、プリンタベンダーであるエプソンのサイトから、最新のドライバと関連アプリを放り込み直しました。
そして、エプソンのアプリからプリンタの診断。
すると、プリントスプーラーの不具合でうまく作動していないコトが判明したので、スプーラーの再インストール、再起動。
すると、見事に、印刷ができるようになりました。
今後のコトもあるので、今回の原因と対処法を尋ねられたんですが、はっきり言って、素人の高齢者に、プリントスプーラーなんて説明して理解されませんし、仮に理解しても、その改善方法なんて、その場でマスターできないでしょう。
だいたい、プリントスプーラーなんて、そこそこパソコンの操作に慣れている人にとっても、あまりなじみの無いソフトウェアですよね。
印刷と言うのは、データがダイレクトにプリンタに行って即座に印刷されるのではありません(そう言う動作をさせるコトも可能ですが)。
そうでは無く、いったんスプーラーと言う箱にデータをためこんでから、順次プリントするのです。
そうするコトで、複数のドキュメントが同タイミングで印刷開始しても、きちんとプリントされるわけです。
スプーラーが無ければ、プリンタが印刷中に別のドキュメントの印刷指示が来た時に、印刷が変になりますから。
ただ、スプーラーなんてのは、パソコンを操作していても、表には見えません。
印刷キューと言う形で見えるようにはしてありますが、それは可視化の部分であって、スプーラーはあくまでも裏方の処理です。
今回は、その裏方の処理がなんらかの原因で変になっていたので、直したわけです。
当然、次回からは、自分で直してみてください、と素人の高齢者に言うわけにもいかず。
なので、また不具合があれば、足を運ぼうと思います。
ちなみに、Windowsのリモートデスクトップ機能をオンにして、ボクの自宅から操作できるようにしようとも考えましたが、それにはWindowsのProバージョンが必要なんですよねえ。
サードパーティー製のリモートデスクトップ環境を放り込むコトもできましたが、今回は見送りました。
ボクはパソコン屋でも何でも無いですが、昔からIT機器について、わりと質問されるコトが多く、結構楽しんでいます。
いっそ、高齢者向けの、パソコン・スマートフォントラブル相談室をやれば、稼げるのかも知れません。