Windows
昔、パソコンの世界は百花繚乱でした。
日本でも、NECはPC-88シリーズ、富士通はFMシリーズ、そしてシャープはMZシリーズやX1シリーズを出し、他にも多くのメーカーが独自パソコンを売っていました。
それがやがて、NECのPC-9801シリーズが強大なシェアを獲るようになります。
PC-98が普及したため、PC-98用のソフトウェアがたくさん発売され、ソフトウェアがたくさんあるため、ますますPC-98が売れる。
いわゆるネットワーク外部性と呼ばれる現象ですね。
ボクはあまのじゃくだったので、当時は富士通のFM TOWNSで遊んだりプログラムを組んでいました。
その後、日本の独自パソコンはほぼ淘汰され、Windowsが世界を席巻したのです。
機種は無意味に
Windowsが9割ほどで、残りをMacなどのパソコンが占めていました。
まあ大半のパソコンがWindowsなので、Windows対応のソフトウェアがどんどん出る状況ですね。
つまり、Windows用のソフトウェアを使いたければ、Macを買っても意味が無い状態でした。
その後、スマートフォンの時代に。
iPhoneかAndroidか。
でも、世の中、すっかり変化しました。
もはや、そのような機種の意味がほとんど無くなってしまったのです。
だって、その機種でしかできないコトが減ってしまいましたから。
iPhoneでもAndroidでもWindowsでもMacでも、例えば、マイクロソフトのOfficeは使えます。
Gmailも使えますし、Googleマップも。
要するに、機種依存のソフトウェアと言うのは、一部の専門的な分野になり、多くのメジャーアプリは、どの機種でも動く時代になったのです。
iPhoneを持とうがAndroidを持とうが、できるコトはほぼ同じ。
ボク自身、日常のほとんどの時間、Windowsを使わずにMacですが、何も困るコトが無いんですよね。
普通にMac上でMicrosoft365のExcelを使って作業していますし。
過去を経験し、いまを経験すると、過去の百花繚乱時代が懐かしいのです。