土地の所在
持ち家でも借家でも、固定した住居がある人なら誰でも、自分の住所地があります。
●●市●●町3-4-5
みたいな。
これを住居表示、と言います。
一方、同じ場所なのに、地番を使うコトもあります。
●●市●●町三丁目2885
みたいな。
同じ場所なのに、住居表示と地番の2種類があります。
郵便を出すなどの、一般的な生活では、ほとんどが住居表示を使うんですが、不動産業界では地番を使います。
二元管理
不動産を売買して、法務局に登記を申請する場合には地番を使います。
同じ場所なのに、住居表示を使う場合と地番を使う場合。
これ、歴史的な経緯でそうなったんですよね。
全国津々浦々、そうなっているので、改正は大変ですが、はっきり言って、役所や企業などの管理上は二元管理であり、非常にムダだと思うんです。
ボクは不動産屋さんなので地番に触れるコトが多いんですが、いつも感じるんですよね。
家を売りたい人がいたら、その人の住所(住居表示)を訊ねる。
その住居表示を元に地番を調べる。
その時点で手間と時間とコストのムダです。
法務局に行けば、ブルーマップが置いてあります。
ブルーマップは住居表示と地番の対照表です。
そもそも住居表示と地番と言う二重のシステムになっているので、そんなムダなモノを作る必要があります。
あなたが住んでいる場所にも、住居表示と地番があります。
国家的に財政改革が謳われている中、こんなムダなシステムがいつまでも続くんですかね。
住居表示と地番のどちらが重要とは一概に言えないですが、統一に着手すべきでは?