キーボックス
最近、キーボックスをあちこちで見かけると言うニュース記事を読みました。
みなさん、キーボックス、知っていますか?
ボクは不動産業界にいたので、キーボックスはおなじみです。
要するに、鍵を入れておく箱ですね、そのままですが。
それをどこかに固定しておきます。
暗証番号4桁で開くコトができます。
セキュリティ
例えば、誰かがどこかの部屋に入る場合、その部屋の管理者がわざわざ現地に行って鍵を開けなくても、部屋の近くにキーボックスを設置しておけば良いわけです。
4桁の暗証番号を知れば入れますからね。
賃貸住宅の空き部屋を内見するのに良く使われます。
その部屋の管理会社がその場にいなくても、街の不動産屋さんの担当者が内見希望のお客さんを連れて行けるわけです。
担当者は管理会社宛に自分の名刺をファックスすれば暗証番号を教えてもらえます。
さて、ここまで聞いたみなさん。
こう思ったのではありませんか?
「セキュリティ、ヤバいな。」
そうです。
いったん、そのキーボックスの暗証番号を知ってしまえば、その部屋に自由に入れてしまうのです。
もちろん、事前に名刺をファックスで送っているので、身元はバレるんですが、もし、複数の不動産屋さんが同じように内見していたら。
複数の不動産屋さんが、その部屋に出入り可能と言うコトですね。
なので、その部屋で何かが起こっても、例えば、何かが破損しても、犯人が誰かはわからないのです。
これが、不動産業界で一般的なキーボックス運用。
アナログかつリスキーなのです。