木の枝
不動産業界に身を置いていると、よくあるのが木の越境問題。
まあ、不動産業界に身を置かなくても、よくあるんですが。
隣家の敷地にある木の枝が伸びて、こちらの敷地内に侵入して来たら、どうすれば良いでしょうか。
境界線を超えて来ているんだから、切ってもかまわない？
民法を見てみましょう。
民法233条
隣地の竹木の枝が境界線を越えるときは、その竹木の所有者に、その枝を切除させることができる。
と言うコトで、切ってはいけません。
切らせるコトはできます。
木の根
では、隣家の敷地にある木の根が伸びて、こちらの敷地内に侵入して来たら、どうすれば良いでしょうか。
境界線を超えて来ているんだから、切ってもかまわない？
民法を見てみましょう。
第233条
2.隣地の竹木の根が境界線を越えるときは、その根を切り取ることができる。
と言うコトで、切るコトができます。
隣の木の枝を切ってはダメですが、根を切っても良い。
枝は単にジャマになるだけですが、根は成長すると、土壌を破壊する可能性があって、悪影響が大きいからですね。
と言っても、長く良好なご近所関係を築く必要がありますし、その方が、暮らしやすいので、黙って根を切るよりも、きちんと声掛けした方が、安心だと思います。
他にも不動産ネタを思い付いたら、今後も書いてみますね。
