大地主
ボクの父親は大地主です。
1000坪の土地を持っています。
と言っても、数十年前に流行った原野商法に引っかかった結果ですが。
とにかく、北海道に原野を約1000坪。
地図で見たところ、非常に行きにくい場所です。
おそらく、現地に到達するのも大変でしょう。
なので、父も母もボクも、現地を見に行っていません。
原野を手放すのは難しい
正直、原野なので資産価値はほぼゼロ。
評価額も無いので、固定資産税も発生しません。
しかし、所有者には管理義務があります。
また、もし将来、何らかのきっかけで評価額が上がれば、固定資産税が発生するかも知れません。
活用方法も無いです。
いつか親の相続が発生したら、資産を引き継ぐのはボクです。
相続放棄をしない限り、その土地の所有権もボクに来ます。
遠く離れた北海道の、しかも行き着くのが難しい原野。
できれば、今のうちに手放して欲しいモノです。
ところが難しいんですよ。
不動産って、放棄出来ないんです。
動産ならゴミ箱に捨てたり、法に基づいて処分できます。
でも、不動産は捨てられないんですよ。
手放すには、誰かに売るか、地方公共団体に寄付するか。
前者は、価値が無さ過ぎて、誰も買ってくれません。
後者は、原野を引き取ってくれる地方公共団体なんてほぼ存在しません。
なので、このまま行けば、1000坪もの原野がボクの名義になります。
困ったコトです。