ブログのアクセス数が伸びない
よくボクのこのブログを読んでくれている、キュー (id:cucumberking231)さんの今回の記事が気になりました。
カンタンに言えば、成功している人のマネをすれば自分も成功する、と思ったのにうまくいかない、ってことですかね。
ボクがそれを読んで思ったことは2つあります。
当たり前のこと
キューさんの記事内に、
「1日1記事」「3ヶ月続ける」「1記事1,000文字」「特化記事」
と書かれています。
これってブログでアクセス数を稼ぐために必要なことでしょうか。
ボクは毎日、ブログを書いていて、3年以上連続で書いていて、1記事1000文字を超えていますが、特化はしていません。で、アクセス数は月に数十万程度。
そこらへんのブログよりは多少、アクセス数は多いかもしれません。
サイコロを振ることを考えましょう。
1の目が出たら大当たりだとします。
もしあなたがサイコロを1回も振らなければ大当たりが出る確率はどうでしょうか?
そうです。ゼロです。
サイコロを1回振ることは、大当たりが出るための、
必要条件
です。ボクのブログで良く登場する用語ですね、必要条件。
では、サイコロを1回振ったら、必ず大当たりするでしょうか。そうとは限りませんよね。
つまり、サイコロを1回振ることは、大当たりが出るための、
十分条件
では無い、と言うことになります。
大当たりが出る確率を上げるにはどうすれば良いでしょうか?
答えはカンタン。サイコロを振る回数を増やすのです。
1の目が出る確率は6分の1です。
2回振れば、
1/6 + 1/6 = 2/6
つまり6分の2ですね。3回振れば6分の3。
たくさん振れば振るほど、大当たりが出る確率は上がります。
100回も振ればかなり高い確率で1回以上は1の目が出るでしょう。
実はブログも似たようなモノで、毎日書き続けて記事数を増やすことは確率を上げることになります。
1本の記事を書くことは必要条件。
人によってはそれだけで大きなアクセス数(ページビュー)を稼ぐこともあります。
ただ、確率は低いですね。
しかし、10本、100本、1000本と書いているうちに、1回くらいは大当たりの可能性があります。
つまり、記事をたくさん書くことは大当たりのための十分条件では無く、あくまでも必要条件。
確率を上げるための手段に過ぎません。そこに何ら保証は無いのです。
なぜなら、ブログの記事の品質は、サイコロの目と違って同品質では無いんですから。
10本の記事を書いたからと言って大当たりの確率が10倍に増えるわけでは無いのです。
では、ボクはなぜ大量の記事を書き続けているのか。
カンタンです。
それは、スキルを上げるためですよ。
数を書くことで確率を上げるのでは無く、数を書くことで、技能を身に付けているんです。
テニスの初心者が初心者のままでプロの100試合に出ても1勝もできませんが、試合に出続けることで、テニスのスキルが上がっていきます。
つまり100試合のうち、まぐれでの1勝を狙うのでは無く、100試合をこなすことで、勝てるスキルを身に付けるのが目的なんです。
だからボクはブログたくさん書いているのです。
そして、たくさんの記事がたまれば、それはデータになります。
どんな記事が多くのアクセスを集めるのか、どんな記事が読まれないのか。
それは記事をたくさん持っているほど詳細なデータを出すことができるんです。
経験はチカラ。
繰り返します。
書き続けることは、アクセス数を稼ぐための十分条件ではありません。
マネをすること
マネをすることに関しても気になりました。
成功した人のマネをすればいい。
ボクもそう思っています。
しかし、ホントにマネをしていますか?
数多くの本を読む人なら、一度くらい、次のようなフレーズを目にしたことがあるかもしれません。
マネは、ほぼ同じでは無く、完全に同じ
成功者のマネをすることとは、成功者と全く同じことをすることなんです。
多くの人はこれができません。
多くの人は、成功者のマネをするのでは無く、成功者と「似た」ことをしてしまうんです。
マネとは全く同じこと。似たこととは違います。
イチローと同様に成功するのなら、イチローとまったく同じことをする必要があります。
イチローと似たようなことをしても成功しません。
イチローのように何十年も誰よりも練習し続けること。ストイックにストイックに。
多くの野球選手は確かに毎日、練習するでしょう。
だから、プロ野球選手として成功する選手もいます。でも、それはイチローのマネに過ぎません。イチロー並みに練習する人はほとんどいません。
だから、ほとんどの選手はイチローのレベルに到達しないわけです。
ブログで成功したければ、人気ブロガーと似たようなことをするのでは無く、全く同じことをする必要があります。
似たようなことをする人はたくさんいるのです。
でも全く同じことをするのはごく一部の人。
そこに差が生じるんですね。
ボクは最近もそのことを書いてくれている本を読んだばかりですが、たくさんの本を読むので、どの本にそれが書かれているのか忘れてしまいました。
よって、これを貼っておきます。良いことがたくさん書いてあるので。