ボールとラインの関係
サッカーワールドカップの予選リーグ、日本対スペイン戦。
日本の逆転ゴール直前の三苫選手のプレーで、ボールがラインを割ったのかどうか、と言う議論があり、公式には割っていないと言う判断でした。
そこで、ルールに詳しくないボクも、理解するために自分で図示してみました。
ボールは出ていない
ボールが直方体であって滑るように動くのなら、話はカンタンなんですよね。
ボールがラインに触れているかどうかで判断できますから。
でも、ボールは球体です。
だから、一見、判断が付きにくいコトが起こります。
今回のケースは下図のとおり。
ご覧のとおり、ボール自体は白いラインから離れて、外側に出ています。
しかし、ルール上は、ラインに触れているかどうかは関係無いんですね。
ボールが、白いラインの一番外側の辺を垂直にたどった線(上図の赤い点線)の少しでも内側にあれば、それは出ていないと見なされるのです。
だから、日本のゴールは成立するわけですね。
上図でわかるように、ボールとラインの関係だけを見れば、ボールはすでにラインから離れて外側にあるので、ややこしいのです。
ボールとラインの関係では無く、ボールとラインの外辺の垂線との関係が重要。
なるほど!
と言うわけで、その場合でも、あと1mmでも外に出ていればダメだった可能性があるわけで、まさにギリギリの判定でした。
いやあ、楽しいですね!