2020年の日本シリーズ
今年は新型コロナウイルスのおかげで、伝統行事のイレギュラー化が数多く起こっています。
プロ野球に関しては、開催時期の変更、試合数の削減、交流戦の中止、クライマックスシリーズの縮小、観客入場制限などが行われています。
開催時期の変更の影響を受けたのが、セ・リーグ優勝したジャイアンツで、本拠地の東京ドームを日本シリーズの時期に使えないため、大阪ドームを本拠地として開催します。
パ・リーグはクライマックスシリーズがあったため、日本シリーズ出場チームの決定がセ・リーグより送れましたが、リーグ優勝したホークスが順当に勝って、日本シリーズ出場を決めました。
まあそれ自体はおめでたいと思うんですが、ボクは性格的に、常に新しい経験を欲しがる人間です。
正直言って、2年連続で同じ対戦カードになってガッカリでした。
それどころか、これまでの歴史で1度も実現していないチーム同士の組み合わせを欲しているのです。
1度見たモノをまた見るよりも、見たコトの無いモノを見たいのです。
未実現の日本シリーズの組み合わせ
そこで、これまでの日本シリーズで未実現の対戦カードを調べてみました。
参考にしたのはウィキペディア。
親会社が変更になっても同一チームと見なします。
例えば、西鉄ライオンズも埼玉西武ライオンズもどちらも今のライオンズとします。
また、チーム名が変更になっても同一チームとします。
例えば、ブレーブスやブルーウェーブは今のバファローズです。
2004年以前のバファローズとは別扱いです。
東映フライヤーズは今の北海道日本ハムファイターズです。
他にもありますが省略します。
と言うわけで、今年を含めて全71回の日本シリーズで未実現の対戦組み合わせを一覧にしてみましょう。
- イーグルス対タイガース
- イーグルス対ドラゴンズ
- イーグルス対ベイスターズ
- イーグルス対カープ
- イーグルス対スワローズ
- バファローズ対タイガース
- バファローズ対ドラゴンズ
- バファローズ対ベイスターズ
- ファイターズ対スワローズ
- ファイターズ対ベイスターズ
- マリーンズ対カープ
- マリーンズ対スワローズ
全部の組み合わせが6チーム×6チームで36種類。
実現済みの組み合わせが24種類。
未実現なのが上記の12種類。
71回の開催で実現済みがたったの24種類と言うのは少ない気がしますが、理由があります。
ジャイアンツとライオンズとホークスの3チームが強すぎて何度も日本シリーズに出ているためです。
ジャイアンツは36回。
ライオンズは21回。
ホークスが20回。
日本シリーズ全71回のうち、セリーグ側は実に半分以上がジャイアンツ。またパリーグ側は41回がライオンズかホークスです。
この3チームだけ、相手リーグの全ての対戦相手を経験済みなのです。
当然、未実現の組み合わせには、この3チームが出てきません。
イーグルスは球団が新しく、日本シリーズはまだ1回だけ。そのときの相手はジャイアンツなので、セ・リーグの残り5チームは全て未経験ですね。
バファローズ(かつてのブルーウェーブ、ブレーブス)は日本シリーズ出場は12回もあるんですが、対戦相手の多くがジャイアンツだったため、セ・リーグの3球団と未経験です。
ベイスターズは日本シリーズ出場が2度しか無いので、パ・リーグの4チームと未経験です。
ボクの個人的な希望としては、例えば、関西ダービーであるバファローズ(大阪)対タイガース(兵庫)が見てみたいですね。
タイガースが1935年12月の創設、バファローズの前身の阪急が1936年1月の創設。
どちらもほぼ同時で、ジャイアンツ(1934年12月)に続く伝統チーム同士です。
他には、イーグルス対カープの赤色対決とか。
マリーンズ対スワローズの強そうでは無い鳥対決(もしくは近距離対決)とか。
これらは未実現の中でも見てみたい気がします。
それにしても、セ・リーグは6チームあるのに半分以上はジャイアンツ。
残りの5チームは何をしているんでしょうか。
21世紀になって、これまで19回の日本シリーズでセ・リーグが5勝、パ・リーグが14勝。
特に直近では7年連続でパ・リーグが日本一です。
今年はボクにとっては残念ながら2年連続で同一カードで新鮮味がありません。
であれば、その中で未経験なコトが起こらないかなあ、と期待してしまいます。
例えば、2年連続で同一チームが4勝0敗とか。
チーム戦力からすれば可能性はありそうです。
ジャイアンツのみなさん、ホークスは強いですよ。
過去10年間で6回も日本シリーズに出て、全部、日本一になっています。
セ・リーグの6チーム全てを倒しています。
ボク個人は2年連続の4タテは日本シリーズ史上初なので見てみたいところですが果たしてどうなるやら。