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非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

いよいよ始まるAppleのiCloudサービスですが、日本では制限が…

iPhone つぶやき パソコン ビジネス 音楽

日本へのサービスが遅れる理由


いよいよあさって10月12日に、新しいiOS5がリリースされるとともに、AppleのiCloudというサービスが始まります。
iCloudって何?という人もいるでしょうから、簡単に、本当に簡単に説明します。
簡単に説明するので細かいことはうやむやにしますので、ツッコまないよーに。
今までは、写真とか音楽とか文章とか、その他いろんなデータはiPhoneやiPadやパソコンの中に保存していました。
だから例えばiPhoneで撮った写真を家のパソコンで見るにはケーブルでつないで送る必要がありました。
iCloudではそういったデータをApple社にあるデータセンターに保管します。
なので、iPhoneでもiPadでもパソコンでも、インターネットさえ使えれば、どのマシンでも同じ写真やデータを見ることができるわけです。
これは便利であると同時に安全なんですね。家のパソコンなどにデータを置いておけば火事や盗難などで失うリスクがありますからね。
まさにネットワークが無ければ成り立たないサービスです。
スマートフォンがもっと普及して携帯電話や無線LANなどの無線電波が普及したら、こういったクラウドコンピューティングは当たり前のものになるでしょう。
外出先でiPhoneで購入した音楽は、ケーブルで同期させなくても、同時に他のiPadやパソコンでも聴けるようになるわけですね。
ユーザーが購入したり作成したデータをApple社にあるロッカーに保管して、それを電波を使ってやり取りするイメージですね。
ところが!
不穏な情報があります。
実は、日本では著作権法のおかげで、この便利なiCloudに制限がかかります。
具体的に言うとiTunesStoreで購入した音楽をiCloudに預けることができないのです。
日本では、他人の著作物を第三者(つまりApple社)に管理させることは禁止されているからです。
なので、せっかくのiCloudの目玉機能ですが、音楽や動画などの他人の著作物に限ってはiCloudを使わずに、今まで通りケーブルや無線LANで直接自分のマシン同士で同期するしかありません。
例えば、自宅のパソコンのiTunesStoreで音楽を購入した場合、iCloudのおかげで自動的にiPhoneでも聴けるようになるはずが、日本では、今まで通り自分のパソコンから自分のiPhoneへ送るしかありません。
著作権法上は、他人の著作物を第三者のロッカー(サーバー)にアップロードした(預けた)だけで違法になってしまいます。
日本では、iPhone4やiPhone4Sの機能の一つであるテザリングは使えません。
さらにiPhone4Sの新機能であるSiriも日本では当分使えません。
そして、iCloudの目玉機能も日本では使えないわけです。
同じiPhoneでも日本では使えない機能が多いですね。
テザリングやSiriは物理的な問題で仕方が無いですが、iCloudの問題はあくまでも制度上の問題であり、人間の取り決めにすぎないんですよね。
著作権者の権利を保護することは大変重要な事であり、確かに著作物を無制限に第三者が扱えるようになることは著作権者にとってリスクがありますから法律によって保護されるのは理解できます。
しかし、iCloudの場合、ユーザーごとのデータはアカウントとパスワードでひも付いているわけですから、誰かが購入した著作物を他の不特定多数が自由に閲覧できるわけではありません。
つまり、この著作権法による制限は、単にユーザーの利便性を損ねるだけで誰にとってもメリットはありません。
法律というのは、それ自体が目的では無く、権利者の権利を保護するための手段であるはずです。
なので、規制しなくても権利者の権利が侵害されないのであれば、規制する必要は無いわけです。法律をかけることを目的化してはいけません。
法律というのは大局的には民衆を保護するためのものであると同時に権利を奪うものです。であるならば、杓子定規にすべてのパターンに同じ法律を当てはめるのでは無く、きちんと個別の事例を勘案し、デメリットしか生まない法律の制限はかけるべきではありませんよね。法律は何のために存在するのかという本質で考える必要があります。
現行法でどうしようもないのなら、法律を改正すべきだと思うんですけどね。
いかがなものでしょう?