歴史に残る発明
子供の頃、学校の先生から、こんな発明をしたら大金持ちになると教えられたのが、自動車のフロントガラスのワイパーを無くす、というものでした。
あれから時は流れましたが、今でも自動車のフロントガラスにはワイパーがあります。
エンジン、インテリア、塗装、タイヤなど、いろんな技術が進化しましたが、ワイパーだけは昔も今もほとんど変わっていません。
進化が止まっていると言うよりも、ワイパーを無くすためのアイディアがいまだに登場していないと言うことでしょう。
ボクもたまに考えてみるんですけどね。
- フロントガラスにボンネットから強風を吹き付けて雨滴を飛ばす。
- フロントピラー（柱の部分）がワイパーになっていて、フロントガラスが回転して（つまりフロントガラスもサイドガラスもリアガラスも一体化していて上から見ると円形）雨滴を拭き取る。
など、実用性の無さそうなアイディアをいくつも考えたものです。
現実には、かろうじて一部、ワイパーを使わなくて済むようにする商品があります。
これです。
これを自動車のフロントガラスに塗っておけば、一定速度以上で走ると雨滴がガラスを滑って飛ばされるのでワイパーが不要です。
ボクもよくお世話になりました。
余談ですが、買ったばかりの超ガラコをさっそく使おうとしてフタを開けたとたん手を滑らせて落とし、転がっていって溝に落ちていったのは切ない思い出です。
ガラスの摩擦力を低下させることで風で雨滴を飛ばすという発想ですから、当然、自動車が停車中は効果がありません。
ワイパー不要
さて、最近、こんな記事を見ました。
ついにケチャップを容器から完全に出し切れる日が来る...MITが素材開発（動画あり）
いや〜、来ましたね。
これを見たとき、ボクはまさにワイパーいらずのフロントガラスが作れる日が来そうな予感がしました。
いずれ実用化して、世界中のすべての自動車（だけではなく電車や飛行機など）のフロントガラスに採用されれば、そのパテント収入は膨大なものとなりそうです。
自動車が発明されて以来の革命です。
さっきの記事でも書きましたが、同じ事ができるのならハードウェアは少ない方がいいのです。
コストの面ももちろんですが、ハードが少ないと言うことはそれだけ故障発生率も減ると言うことですから。
いやはや、楽しみな技術です。
