奇跡の一瞬
ロシアに隕石が落下したそうですね。
ロシアに墜落して激突した隕石のとんでもない瞬間を撮影したムービーまとめ - GIGAZINE
地球で暮らす限り、どこにいても隕石の落下に遭遇する可能性はあります。
地球の表面積は約5.1億平方キロメートル。
人間の上から見た投影面積は幅1メートル、前後50センチメートルとして、0.5平方メートル。
そして地球の人口は約71億人。
つまり人間全員の合計の投影面積の合計は35億平方メートル。これは3,550平方キロメートルになります。
これを地球の表面積で割ると、約0.0007%です。
14万2857分の1。
1年は365日で、人生80年とすると、29,200日。
結局、1日1個の隕石が毎日毎日地球のどこかに落ちるとして、それが71億人の誰か1人にでも当たるのを生きている間に見る確率は20%。
自分に当たる確率じゃ無いですよ、71億人の誰か一人に当たる確率です。それが20%しかありません。
自分に当たる確率はその71億倍少ないわけです。
実際には1つの隕石が複数の人に同時に当たったり、その爆発が巨大で多くの人が巻き込まれたりするので、確率はもっと上がりますが、それでも、生きている間に隕石で怪我をしたり死ぬ確率はほぼゼロです。
そういう意味で、ロシアの隕石落下で怪我人が出ているニュースは大きな事だと思いました。
あと、これを書いていて思ったんですが、宇宙は誕生してから137億年。
人間の寿命はせいぜい100年。一瞬です。
今、この同じ地球上にいるすべての人たちは、この137億年の中のほんの一瞬を同時に過ごしている、つまり、奇跡の中の奇跡を体験しているわけです。
1000年前でも無く、1万年前でも無く、100万年前でも無く、1億年前でも無く、今です。
この一瞬を共有しているわけです。
そんな同じ一瞬を過ごす貴重な人間同士が、戦争をし、傷付け合い、殺し合う。バカですね。