非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、金融、経済、不動産、保険、ビジネス、音楽、映画、ニュース、自己啓発などを語ります。

自分が適切な生命保険に入っているか判断する方法

不要な生命保険

 

 

銀行出身で保険業界にも身を置きFP資格も持っているボクが得意なジャンルのひとつが生命保険。

しかし生命保険関係の記事は過去にチカラを入れて書いて来なかったんですよね。

連載化しようともしましたが何度も挫折。

つい、他のことに目が行ってしまうんですよね。

今回は久しぶりに生命保険記事を書いてみます。

 

世の中には、

 

  • 必要なモノを必要なだけ買う
  • 必要では無いがぜいたくとして買う

 

ケースがあります。

生命保険って、かなりの割合の人が後者なんですよね。

本人は必要なつもりで契約してるんですが、その中身を見てみると、実はいらない契約をしていると言う。

これを読んでいるあなたもたぶん生命保険に加入していると思いますが、正確に保険の形を理解していますか?

よく、

 

どの保険会社がオススメですか?

 

と訊かれるんですが、はっきりいって、どの保険会社と言う考え方は後からでいいんです。

なぜならどの保険会社もほぼ横並びの商品を取り扱っているからです。

どの会社を選ぶかよりも前に、どのタイプの生命保険に入るのか、あるいは入らないのかを吟味する必要があります。

 

 

生命保険

 

 

よく、生命保険をギャンブルに例える人がいますが、大間違いです。

生命保険の大原則は、

 

損失を補填する

 

です。

損失を穴埋めするだけの役割なので、生命保険で儲かることはありません。

逆に言えば、生命保険でおカネ儲けをするような契約の仕方をしているのであれば非常に怪しいです。犯罪の匂いすらします。

 

わかりやすい例を書きましょう。

父と3歳の子だけの父子家庭があるとします。

父が働いて生活費を稼いでいます。

この子を大学まで卒業させるにはあと19年かかります。

そのあと子は就職すると考えます。

すると、この父は子を育てるのにあと19年間は稼ぐ必要があります。

年間400万円で子育てするとなると、

 

400万円 × 19年 = 7600万円

 

つまり総額7600万円稼ぐことになりますよね。

 

もしこの父がいま亡くなると7600万円の収入を失うことになります。

つまり、この家庭は父に7600万円の生命保険を掛ける必要があります。

しかし来年になったらどうでしょう。

子は4歳になり、残り期間は18年に減ります。

てことは必要なおカネは400万円減って、7200万円になります。

父が来年まで生きていたら、その時点で必要な生命保険額は7200万円に減ります。

同じ理屈で、毎年必要な生命保険額は400万円ずつ減っていきます。

子が20歳のときは、残り2年で住むので、父は800万円だけ稼げば良いんです。

その時点で父が亡くなった場合に必要な生命保険額は800万円ですね。

 

ここまででわかるように、生命保険の額は毎年減らしていくべきです。

減らすことで掛け金(保険料)も安くなります。

世の中に多いのは2000万円とか3000万円の固定額の生命保険。

はっきり言って実情と合ってません。

2000万円なら子供が3歳の時に父が亡くなると足りませんし、子供が20歳の時に父が亡くなると余りまくります。

最初は多くて年々減っていくタイプの生命保険。

一般的には収入保障保険と言う名前で売られています。

これから子育てする人は、それを検討してください。

 

 

国の年金制度

 

 

実際には国には遺族年金制度があります。

父が亡くなると残された幼い子には遺族年金が18歳になるまで入って来るので、そこまでの生命保険すら不要です。

つまり、生命保険のムダをもっと省くことができるんですね。

その点についてはいずれ書きたいと思います。

 

ポイントは、収入がある人が亡くなった際に、残された人が生活に困るかどうか。

だから、子供がすでに成人していて働いているのなら生命保険は不要。

上記の例で言えば、子がすでに25歳とか30歳ならすでに就職していて自力で生きていけるので、父は生命保険に入る必要すらないわけです。

 

ここまで読んでもらえばわかるように、生命保険は失ったモノを穴埋めするだけです。

400万円が10年分なら4000万円。それと同額の生命保険に入るのが適正。

つまりプラスもマイナスもありません。ギャンブルにはならないのです。

巨額の生命保険を掛けているのなら、それは怪しむべきですし、普通の人がそんなことをしたら、そもそも保険料が高すぎて失うモノが大きすぎます。