TwitterとFacebook、どちらか、では無く両方
ボクはインターネット以前のパソコン通信の時代からネットコミュニケーションをリアルな出会いにつなげることに役立てています。
インターネットが知られる前から、オフ会によく出てました。
なので、時代の変遷を見てきました。
今は、SNS(ソーシャルネットワークサービス)が大流行。
ネコも杓子もサルもボクもやっています。
サルとボクは大して変わりませんが。
ボクはTwitterを早くから始めて、その後、InstagramやFacebookなども始めました。
冷やし中華はじめました的な。
なので、スキル的には圧倒的にTwitterで、次にInstagram、最近はFacebookも堀りつつあります。
LINEやカカオトークなども一瞬だけやりましたが、Facebookメッセンジャーと基本的に同じなので、やめました。
同じことをやるのにアカウントは少ないほうが管理も楽でリスクも低いです。
特にLINEはクラウドとは言えず、LINEで使っている携帯電話を紛失したり故障すると、データは失くなります。
TwitterやFacebookはクラウドなので、手元の機械が壊れても、データは残ります。
「クラウドって何やねん!」
という人は、これを読んでね。
↓
クラウドは何がいいの?難しいの?
Instagramはとても面白く、ボクも日常的に愛用していますが、これは写真用なので、ちょっと別ですね。
と言っても、Instagramでのオフ会にも時々参加してますが。
というわけで、コミュニケーション手段としてはTwitterとFacebookがメインとなります。
別にリスクを受け入れられるならLINEでもいいですし、実際、いま一番人気なのはLINEですから、そういうリスクはいいんでしょう。
いやたぶん、リスクを知らない人が大半だと思いますが、まあそこは自由です。
今回はTwitterとFacebookの話です。
自分はTwitterだけ、とか、自分はFacebookだけ、という人が多いですが、両者は性質が違うので、どちらか一方という使い方はもったいなく、目的に合わせて使い分けるのが良いと思います。
例えば、自分が個人事業主や経営者である場合、ここを間違えると、目に見える損失は出ないまでも、機会損失は発生します。
つまり、
「もったいねええええええ」
ということです。
どちらもコストはほとんどタダですから、両方活用しちゃいましょう!
Twitterの特徴
Twitterについては、ボクの連載を読んでください。
↓
Twitterをやってみたいけど、よくわからない人のためのTwitter入門
と言っても、いきなり全部読めないと思うので、ざっくり書きます。
Twitterは思ったことをその場で、「つぶやき」ます。
つぶやきは、基本的に世界中に公開されますが、そのつぶやきを読むためには、その人を「フォロー」する必要があります。
Aさんのつぶやきを読むには、Aさんをフォローする必要があり、Aさんをフォローした人のことを、フォロワーと言います。
Twitterの大きな利点のひとつは、この、フォローが自由にできる点です。
Aさんの日常のつぶやきに興味があれば、その場でAさんをフォローすれば良いし、飽きたら、フォローをやめればいいのです。
例えば、AさんとBさんとCさんをDさんがフォローすれば、Dさんのパソコンやスマホの画面(←タイムラインと言います)にAさんとBさんとCさんが何かをつぶやくたびに、時系列で表示されます。
Dさんが100人をフォローすれば100人分ですね。
逆にAさんがDさんをフォローしなければ、DさんのつぶやきをAさんは読めないです。
Facebookとの最大の違いは、Facebookでは、Aさんの書き込みを読みたい場合は、Aさんに友達申請をして、Aさんから承認をもらう必要があるということです。
Facebookは原則、本名での登録です。
つまり、自分が誰かに友達申請の承認をするということは、自分のプライベートもバレるということです。
なので、見知らぬ人からの友だち申請は受け入れない方が良いですし、てことは、見知らぬ人は自分の書き込みを見ることは基本的に無いということです。
Twitterとはずいぶん違いますね。
Twitterって、つぶやく側から見れば、絶大なメリットになります。
例えば、あなたがお店を経営しているとしましょう。
洋服店とか飲食店とか美容室とか、そういう不特定多数のお客さんを集めたいお店を経営している場合。
あるいは、自分がこんな仕事をしていることを、不特定多数に知ってもらいたい場合。
わかりやすく言えば、テレビのコマーシャルや新聞、雑誌などの広告と同じです。
いちいち友だち申請を承認しなくても、知らない間に誰かが自分をフォローしてくれて、自分のつぶやきを読んでくれるんです。
フォロワーが1000人いれば、一度つぶやけば、1000人の画面に表示されます。
こりゃ、やらない理由がありますか!
やらんと損。
そういうことです。
ボク的にはやらない理由がまったく思いつきません。
3%の人が来店してくれるとするなら、1000人のフォロワーさんがいるだけで、30人のお客さんゲットですよ。
仮に誰も来てくれなかったとしても、失うのは、つぶやいた時間だけ。
何にも損はありません。
逆に言えば、やらなければ、本来得られるはずだった30人のお客さんを逃すことになります。
これを経済学的には機会損失とか機会費用などと呼びます。
つまり実際には損してるわけです。
なるべく多くの人に簡単に自分のお仕事を知らせるのに、こんなに有効なツールはなかなかありません。
上に貼ったボクのTwitter入門を読んでもらえば、フォロワーの増やし方もわかります。
連載記事で紹介しているアプリが古いので、また書き直しますけどね〜。
Facebookの特徴
FacebookはTwitterと比較して多機能なので、実は、使いこなせば、Twitterに近いことができます。
ただ残念ながら、ほとんどの人はITの専門家ではありません。
マニアックな機能を知らない人がほとんどです。
一部の少数の人を相手にしたいのであれば、それで良いんですが、大多数の大きなマーケットを相手にしたいのであれば、Facebookの特徴を知る必要があります。
Facebookは、さっきも書いたんですが、基本は本名ですよね。
てことは、知らない人からの友達申請を受け入れてしまうと、その後の書き込みは、知らない人にもバレることになります。
もちろん、それで構わない人は良いでしょう。
「あたしの性癖、変態的なの」
そういうのがバレても良い人ですね。
しかし、多くの人は実際の知人以外には知られたくないでしょう。
ここまで書いた時点で、なんとなくわかると思いますが、Facebookはすでに知り合った人に、バレても良い情報を知らせるのにとても向いています。
いっぽうで、知らない人とFacebook上で知り合うのはとても大変です。
なぜなら、あなたが自分のことはバレてもいいもん!と思っていても、相手がそう思うとは限らないからです。
Facebook上で友達になるということは、相手の情報も読めてしまうということです。
これがTwitterとの大きな違い。
Twitterは誰かがあなたをフォローすると、あなたの情報は読まれますが、あなたは相手の情報を読めません。
つまり、相手は安心してあなたをフォローしてくれます。
しかしFacebookは友達申請をして承諾すると、いきなり「双方」の情報を読めてしまいます。
なので、自分は情報を読まれても構わないと思っていても、相手が、見知らぬ相手に友達申請してくる度胸はなかなかありません。
たまに、ぜんぜん知らない人から友達申請が来ますが、それはリスクを全然分かってないか、詐欺か、どちらかです。
なので、Facebookでまともに友達を増やすには、まずは実際にどこかの会合などに参加します。
ありがちなのは異業種交流会ですね。
もちろん有料です。
んで、名刺を交換して、問題無さそうだ、と確認したら、Facebookで友だち申請。
あるいは、昔からの友人とか飲み友達とか。
どっちにしても、まずは現実に知っている人がいて、その人と友達申請をしてFacebookでつながります。
こう考えると、Facebookって実は、ネットらしさがTwitterと全然違うんですよ。
トヨタとかコカ・コーラのような大企業なら、Facebookでページを作ると、たくさんの人が「いいね!」つまり、見てくれます。
そりゃそうです。知名度があるんですから。
しかし事業を始めたばかりのあなた。
あなたがFacebookでページを作っても、それであなたに友だち申請をしてあなたの情報を読みに来てくれることはほとんど無いでしょう。
Facebook上でパートナーを探すのは不可能では無いですがハードルは高いです。
コストを掛けて、リアルに会って探すか、新聞・雑誌・Googleなどに有料で広告を出すことになります。
なので、どうするか
仕事は人間同士の接触です。
途中の連絡はネットで連絡したほうが効率は良いでしょう。
しかし、少なくとも、実際に会って、話して、相手を知らないことには、簡単に仕事を任せないほうが良いです。
そんなの常識ですよね。
飲食店でも美容室でも、ネットや雑誌でどんなに評判が良くても、自分が行かないと、自分に合うかどうかはわかりませんよね。
Facebookは、一度会った人とのコミュニケーションに使うのに便利です。
BtoB(ビジネス対ビジネス)の人には、出会ったあとでのコミュニケーションに役立つでしょう。
ただし常にプライベートが知られるリスクは覚悟しましょう。
こちらが注意しても、相手があなたの個人情報を、間違えてどこかにコピーしてしまう可能性がありますから。
一方で、一度も行ったことの無い店をまず知ってもらう。
あるいは、事業を始めたばかりのあなたを多くの人に知ってもらう。
これには、Twitterです。
こういうのをBtoC(ビジネス対消費者)と言います。
繰り返しますが、Twitterだけで完結してはダメですよ。まあ無理ですけど。
Twitterで、コストを掛けずに多くの人に自分の仕事を知ってもらい、それから実際に会ったり店に来てもらい、仕事につなげていく、あるいはTwitterやFacebookで引き続き情報を流してリピーターになってもらう。
いかがですか?
一度知り合った人でもFacebookで友達申請してくれるとは限りません。
相手も、自分の情報を読まれる覚悟が必要だからです。
その点、Twitterはとりあえずフォローしてくれます。相手が自分をフォローしても、自分が相手をフォローしない限り相手の情報を読めないからですね。
この重大な違いを頭に叩きこんで仕事をしてください。
例えば、そうですね〜。
今日はお店の臨時休業や貸し切りだとします。
それをお客さんに知らせるのに、ホームページに書くことも必要ですが、簡単なのはTwitterで告知することです。
あなたのお店のファンは、あなたのお店をフォローをしてくれるわけですからね。
しかしFacebookでは、さっき書いたように、友達申請にハードルがあるので、Facebookで臨時休業を告知しても知らない人がたくさんいます。
単なるお客さんがFacebookでプライベートを晒してまで、友だち申請してくれる可能性は低いからです。
すると、臨時休業を知らずにお店に来て、がっかりさせてしまうことになります。
昨日ボクは、それを実際に体験しちゃいましたからね!
残念!
TwitterもFacebookも基本的に無料です。
無料だから失敗しても損失はゼロですが、使わないことによる機会「損失」が発生します。
集客とリピーターに悩んでいる皆さん。
どちらかではなく、どちらもやってみましょう!
両者は性質が全然違いますが、どちらも無料という共通点があります。
やって失敗しても金銭損失はゼロ。
やらないと機会損失。
それらをやって、それに加えて、余力で、有料の事(会合に参加)も当然やればいいんですから。
例外
TwitterにもFacebookにもいろんな機能があって、上記に書いたことの例外もあります。
しかし例外は例外。
知っている人のほうが少ないです。
突き詰めていけば、もっと凝ったこともできますが、小さなマーケットよりも大きなマーケットを攻めるのが基本。
ここで言う小さなマーケットというのは、ニッチという意味とは全然違いますよ〜。
普通の人が普通にTwitterやFacebookを使っている、まずはそこを相手にしたほうが良いですよね、そういう意味です。
質問がある人は、ボク宛にTwitter(@b_chan_kzy)に送ってください。
これをやれば絶対に成功するという方法はありません。
最終的に大切なのは、あなたの仕事の内容そのものです。
しかし、使えるものは使わないと損失が発生している、これは理解して事業を行ってくださいね。
応援します!