リスク
ボクのように開業した人間は、自由を手にする代わりにリスクも自分で負います。
そのコトをこれまでに書いて来ました。
最近、そのリスクが顕在化した事例があります。
とあるお客さんとアポイントがあったので、予定通り訪問したところ、その件はすでに終了したと言われたのです。
売上
どうやら、複数の業者と合い見積もりをしているうちに、そのお客さんが混乱して、ボクとのアポイントを忘れてしまった可能性が高いのです。
なので、ボクが訪問したときには、すでに他の業者と仕事を終えてしまっており、ボクは空振りしました。
結果として、ボクは、その日はスケジュールが空いてしまい、売上も失いました。
サラリーマン的発想だと、
何もおカネを損したわけじゃないからいいじゃん。
と言いたくなるかも知れませんが、その日に得られるはずだった売上を失っているので、それは機会損失です。
つまり、損しているわけです。
その人とのアポイントが無ければ、他のお客さんと仕事ができたかも知れないわけですし。
と言っても、その機会損失を補填するためには、ボクが相手の過失を立証する必要があります。
それが結構難しいんですよねえ。
もちろん、時間とおカネを掛ければできるかも知れませんが、そのコトがまた負担になります。
なので、その件はボクは忘れるコトにしました。
事業をやる以上、そう言うリスクも想定して、予定売上の一定の割合は損失引当として計上しておくべきだな、と。