集団的自衛権と個別的自衛権
みなさん、こんにちは!
B-CHANです。
以前、憲法についての知識を書きました。
憲法改正とか憲法解釈とか騒いでますが、まずは意外と多くの人が間違えている知識を正す事から。 - 非天マザー by B-CHAN
憲法について間違った知識を持っている人が多いんですよね。
総理大臣とか多くの政治家とか含めて。
で、今回は集団的自衛権の話。
ボクはいつも書いているように、意見はいろいろあっていいと思うんですよ。
集団的自衛権についても賛成する人や反対する人がいるのは当然です。
ただし、賛成や反対するには、その根拠として、まずは正しい知識を持って欲しいんですよ。
集団的自衛権を支持する人たちが、集団的自衛権を反対する人たちに向かって、
「集団的自衛権を認めなければ、外国が攻めてきたら、どうやって日本を守るんだ!」
と言っているのをよく聞きます。
ボクは、それを聞いて、まだまだ間違った知識を持っている人が多いんだなあ、と感じます。
集団的自衛権と個別的自衛権とを間違えてますね。
外国が攻めてきて日本を守るのは個別的自衛権です。
集団的自衛権は関係ありません。
集団的自衛権とは、日本を守るためのモノではなく外国を守るためのモノです。
なので集団的自衛権を認めると、例えば、どこか遠い場所でアメリカが攻撃を受けたら、日本から、そこへ出かけて行ってアメリカを助けるために戦力を行使します。
するとどうなるか。
例えば今まではイスラム系国家などは日本にはあまり手を出しませんでした。
日本国内でイスラム過激派の自爆テロって聞いたことは無いですよね。
しかし今後は日本は集団的自衛権によってアメリカを助けるためにアメリカの敵国(イスラム過激派など)と戦います。
そうすると、今まで日本に手出しをして来なかった国も日本を敵とみなすようになるわけです。
つまり、可能性として、例えば日本でもテロが起こるようになるかもしれません。
これを読んでいるあなたの家族が日本国内で爆破テロで死ぬかもしれませんね。
少なくとも集団的自衛権のおかげで日本が今までより安全になることは無いわけです。
繰り返しますが、外国が日本を攻撃してきたら個別的自衛権で守れます。
日本が自分で自分の国を守るのに集団的自衛権は関係ありません。
さあ、みなさん。
集団的自衛権と個別的自衛権を理解しましたか?
集団的自衛権のリスクを承知で、それでも集団的自衛権を支持しますか?
もちろん、日本はより危険になるのを承知で、それでも集団的自衛権を支持するのは個人の自由です。
それにどんなメリットがあるのか、ボクにはわかりませんが。
あ、アメリカにとってはメリットはありますよ。
ボクは集団的自衛権を認めない方が敵国を増やさなくて済むし、外国が攻めてきても個別的自衛権で守れるし、その方が良いと思いますが、いかがでしょうか。
日本と日本人の命を大切にしたいですからね。