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非天マザー by B-CHAN

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デフレよりインフレが良い理由をなるべく簡単に書いてみる

ファイナンス

インフレとデフレの比較 

紙幣

 

 

みなさん、こんにちは!

B-CHANです。

 

ここ数年、デフレを脱却してインフレを目指す政策が目白押し。

 

  • インフレというのは物価が上がって行くこと
  • デフレというのは物価が下がって行くこと

 

すると必ず、こう言う人が出て来ます。

 

「モノを安く買えるからデフレの方が良いじゃん!」

 

なるほど。単純に考えたら、そう思っちゃいますよね。

でも、実は大間違いです。

 

もう一度書いてみます。

 

  • インフレというのは物価が上がって行くこと
  • デフレというのは物価が下がって行くこと

 

デフレというのは、物価が安いことではなく、物価が下がって行くことなんです。

 

これ、超重要!

 

デフレの例

 

例えば、あなたがテレビを買いたいとします。

先月、あなたが欲しいテレビの価格は10万円でした。

先週、見に行くと9万5千円でした。

今日、見に行くと9万円でした。

すると、こう考えませんか?

 

「もっと待てばさらに安くなる。」

 

もちろん、どうしても今すぐテレビが欲しい人は今日買うでしょう。

しかし国全体で考えれば、デフレ期には、もっと待てばもっと安くなると考える人が増えるのです。

そう、買い控えですね。

買い控えするということは消費が落ち込むということです。つまり景気が悪くなります。

すると、なかなか物が売れないので、値下げするしか無い。

ほら、完全な悪循環ですよね。

 

おカネの価値は変動する

 

ここで、おカネの価値について考えてみてください。

デフレで物価が下がって行くと、同じ金額で買える量が増えていきますよね。

例えば100円を持っている人は100円のチョコレートを1個だけ買えますが、もしチョコレートが1個50円に値下がりすれば、2個買えるようになります。

これは言い換えると、おカネの価値が2倍に増えたことになります。

100円はずっと100円だと思っている人が多いですが、実は、こうやって物価が変動することによって、おカネの価値も変動して行くのです。

 

富裕層はおカネをたくさん持っています。

庶民はおカネをあまり持っていません。

 

庶民は手持ちの少ないおカネで毎日の食事などの必需品を買う必要がありますよね。なので、おカネは余らず、なかなか貯金ができません。

でも富裕層は食事などの必需品を買っても、まだまだ貯金は余っています。

デフレだと、その貯金の価値が上がって行くわけです。

庶民は手持ちのおカネが少ないので、その恩恵に預かれません。

デフレでは、おカネの価値は上がる、つまり、富裕層はますます豊かになって行くのです。格差が広がるわけですね。

デフレというのは、買い控えが起こりやすく、景気が悪くなり、そのため企業業績が悪化し、給料が下がるので、庶民の生活は苦しくなりますが、すでに貯金を持っている富裕層はますます豊かになる状態です。

 

いいですか?

物価の高い低いの問題では無く、物価が上がる下がるの問題なのです。

 

インフレのメリット

 

では逆にインフレについて考えましょう。

デフレとまったく逆です。

物価が上がっていきます。

インフレ状況では、モノの価格が上がるかもしれないので、人々はなるべく早く(価格が上る前に)モノを買おうとします。

モノが良く売れるので景気が良くなります。

すると企業業績も上がり従業員の給料も増えます。そしてますます消費が活発になります。

また、貯金の多い富裕層の貯金の価値も下がっていきます。

富裕層と庶民の格差が少なくなるということです。

 

いかがでしょうか。

3回目ですがまた書きます。

 

デフレは物価が安いことでは無く、物価が下がって行くことなのです。

 

物価が安いことは確かに庶民にとって嬉しいでしょうが、物価が下がって行くことは庶民にとってはダメージになるのです。

 

ハイパーインフレ

 

だから、インフレ政策を採ることは、国民全体にとって、とても大切なことなんです。

もちろん急激なインフレはダメです。

例えばいくつかの国ではハイパーインフレと呼ばれる現象を経験しています。

最近はジンバブエのハイパーインフレが有名ですが、歴史的にはロシア、アメリカ、フランスなどの大国も経験しています。

20世紀にはドイツが1兆倍のハイパーインフレを経験しています。

日本円で言えば、1杯300円だったコーヒーが1杯300兆円になるってことですね。

100億円持っている資産家もコーヒー1杯も買えなくなるんですね。こうなると紙幣は紙くず同然です。

 

インフレと実質賃金の上昇

 

インフレはあくまでも需要を喚起しながら、実質賃金が物価上昇を上回るように適度にゆるやかに調整されなければならないんですね。

さっきも書いたとおり、同じ金額を保有していてもおカネの価値は変動していしまいます。

給料が1万円上がって喜んでいても、物価が2万円上がれば、それは給料が下がったのと同じことです。

金額の上昇(名目)では無く、物価と比較して相対的に給料が上がる(実質)のが大事だということです。

 

富裕層の人はデフレを望むかもしれませんが、国民の大部分は富裕層では無いので、国民全体や国家を考えるなら、やはりインフレが望ましいと言えます。

 

以上、こんな説明で、わかってもらえたでしょうか?

 

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