まずは巨額賠償のニュース
恐ろしいニュース。
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自転車事故で9500万円=小5の母親に賠償命令—神戸地裁 - WSJ.com
何が恐ろしいかというと、これが事件ではなく事故だということです。
例えば、誰かが自分の意志で人を傷つけたのなら、それは事件です。
その場合は、そういう意志を持たなければ防ぐことができます。
しかし、事故の場合は、本人に悪気はありません。
悪気は無いどころか、むしろ誰よりも事故を起こしたくないとすら思っているでしょう。
それでも起こってしまうのが事故です。
事故の恐ろしいところは、本人の意志とは無関係に起こることです。
そして、本人に悪気は一切無くても巨額の賠償義務が突然降り掛かってくることです。
上記の事故も、小学5年生の子供も、その母親も、女性を怪我させようとする意志はまったくありませんでした。
無かったにも関わらず9500万円の賠償義務を負うことになりました。
誰にでも発生する
意志が無かったにも関わらず発生したということは、このタイプの事故を絶対的に防ぐことは不可能だということです。
つまり、ボクにも、その家族にも、これを読んでいるあなたにも、その家族にも同じ義務がある日突然降り掛かってくる可能性があるということです。
事故を起こす意志なんて全く関係ないですし、そんな意志を持っている人なんてほとんどいないでしょう。
毎年の交通事故件数はおよそ100万件。
日本人のおよそ100人に一人が毎年交通事故に遭っているということです。
つまり10年の間に日本人のおよそ10人に一人、つまり10年間で日本人が交通事故に遭う確率は10%です。
ものすごい高確率です。
被害者になるか、加害者になるかはわかりません。
言えるのは、いずれにせよ、事故に遭いたい意志を持って事故に遭った人はほとんどいないということです。
無差別に10年間に10%の確率で巻き込まれるということです。
交通事故は自動車事故なので、これに自転車事故を含むとさらに件数は膨れ上がります。
むしろ、一生、何の交通関係の事故にも遭わずに済む人はほとんどいないと言えます。
自転車を買ったボクの行動
ボクは3週間ほど前に自転車を買いました。
ネット通販で買ったので、自分でやるべきことを調べました。
そこで学んだ、手続きは大きく2つ。
- 防犯登録
- 保険
防犯登録
防犯登録は建前上はその名のとおり犯罪を防ぐためのものです。
自転車の犯罪といえば盗難ですよね。
自転車を買ったら、警察に所有者と自転車の車台番号などを登録します。
そうしておけば、自転車が盗難にあっても、どこかで見つかった場合に、所有者が簡単に割り出せるため、戻って来やすいというわけです。
一方で、所有者本人の悪事を防ぐ効果もあります。
自転車の所有者が警察に把握されてますから、不法駐輪などをしても持ち主がバレてしまいます。
悪いことをしたい人は防犯登録をしないほうが良いということになりますね。
といっても法的に義務付けられているので、しないと違法です。
もちろんボクはきちんとしましたよ。
ボクの場合、自宅の近所(といっても3km以上ありますが)の島忠ホームズ中野本店の自転車売場に持ち込めば500円でやってくれました。
防犯登録をするとステッカーが自転車に貼り付けられます。
保険
保険の方は悩みました。
というのは、自動車の保険に比べ、自転車の保険は保険会社のビジネスモデルが成り立ちにくいらしく、多くの保険会社が撤退してしまっているからです。
と言って、上記のような事故の賠償事例を考えると何も入らないのは怖すぎます。
ボクの場合は、TSマーク付帯保険を付けることにしました。
TSマーク付帯保険というのは、「自転車安全整備士による点検、整備を受けた安全な普通自転車であることを示すTSマークに付帯した保険」です。
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TSマーク付帯保険とは - 公益財団法人 日本交通管理技術協会
まず、自転車安全整備士がいる自転車屋さんで自転車の点検を受けます。
ボクは自宅からほど近い下北沢付近の普通の自転車屋さんにお願いしました。
点検・整備を受けると、安全な自転車であることを示すTSマークを貼ってもらえます。
このTSマークには保険が付いていて、青色より赤色の方が補償額が大きくなっています。
ボクは赤色を選びました。
新車なので特に整備箇所は無かったですが、点検・保険料込で1000円でした。
有効期間は1年間です。
つまり、毎年TSマークを更新することで、自転車の安全点検(自動車の車検のような意味合いですね)を受けつつ保険も効いているということです。
自分の身の安全と他人への賠償がある程度カバーできますよね。
TSマーク付帯保険以外なら、例えば自動車保険などの損害保険に自転車事故での賠償補償が付いているケースがあるようなので、自動車保険に加入している人は確認したほうが良いでしょう。
他には携帯電話のauが自転車保険をやっているようですし、コンビニのセブンイレブンも自転車保険を販売しているようです。
それぞれ補償内容が異なるので調べてみてください。
期限管理
防犯登録は東京の場合は10年間なので、期限管理は気にしなくて良さそうです。
一方の保険は補償に関わる重大事ですし、TSマーク付帯保険は期限が1年間なので、きちんと期限管理が必要です。
ボクはせっかく普段、iPhoneを使っているので、それを活用しています。
と言っても、やることは簡単。
タスク管理アプリにタスクとして登録してあるだけです。
ボクがずっと使っているタスク管理サービスはToodledo。
そして、Toodledoと連携できるiPhoneアプリとして、この2つを使っています。
個人的には後者の方が洗練されているので好きなんですが、まあ気分的な問題です。
どちらを使ってもクラウド上のToodledoにタスクは保管されるので一元管理が可能です。
Toodledo
Todo
タスク管理自体は、これでOK。
ついでにスケジューラアプリで見てみましょう。
ボクが愛用しているスケジューラアプリはこちら。
https://itunes.apple.com/jp/app/pocket-informant-calendar/id380732176?mt=8&uo=4&at=10lpb9
このPocketInformantは数あるスケジューラアプリの中でも貴重なタスク管理も兼用できるアプリです。
上記のToodledoに対応しているので、Toodledoに登録したタスクはPocketInformantにも表示できます。
であれば、PocketInformantだけでいいじゃないかと言われそうで、実際そのとおりですが、まあそこは気分しだいで使い分けてます。
PocketInformantで1年後のカレンダーを見てみます。
1年後のカレンダーなので予定はまだ空っぽですが、ちゃんと2014年6月15日の欄に自転車安全点検、保険に関する予定が表示されています。
自転車の話題から、強引にスマートフォンでのタスク管理の話に持って行ってみました。
でも、自転車に乗る人にとっては特に保険は重要なので、参考にしてみてください。
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