非天マザー by B-CHAN

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2013年6月の携帯電話契約者数と5月との比較からわかること

相対的に小さくなるdocomo

昨日の携帯電話業界の話題といえばこれ。

6月の携帯契約、ドコモ5カ月ぶり減 「ツートップ」も新規獲得では不発 (SankeiBiz) - Yahoo!ニュース BUSINESS


SoftBankやauがあいかわらず純増で快走しているのに対し、ドコモは5ヶ月ぶりの純減。
この前、こんな記事を書きました。

ツートップ以外はボロボロのdocomoのスマートフォン


ツートップだけで120万台以上売れているのに、契約者数は減りました。
と言うことは、人気のXperia AやGALAXY S4も他社からの流入には繋がらず、あくまでもdocomo内での買い替えが行われているに過ぎないと見ることができます。
ところで5月はどうだったのかというと、docomoは91,800件の純増でした。
ところがこんな記事があります。

悲願のiPhone超えを果たした「ドコモのツートップ」のお寒い実情、貢献してきたシャープも犠牲に | BUZZAP!(バザップ!)


docomoは通常の回線の他にMVNOという回線の他社貸出を行なっています。
イオンなどのスーパーで通信速度が遅めの価格が安い回線が売られていますよね。
あれのことです。
上記の記事内にデータがありますが、5月の純情数91,800件のうち、関東甲信越で113,800件で他の地域は軒並みマイナスです。
実はMVNOで獲得した契約は関東甲信越に加算されるので、このような異常な偏りが出るわけです。
つまり格安のMVNOのおかげでなんとか純増がプラスになったものの、一般のdocomo回線では純増はほとんど取れていないと見ることができるわけですね。
ちなみにその5月のSoftBankは298,000件の純増、auは227,000件の純増でした。
今のdocomoはまだまだ規模としては大きいですが、それはSoftBankが参入する以前のライバル(ボーダフォンやツーカーなど)が弱かったために多くの契約を獲得できたからです。
SoftBankが参入してからはほぼ負けっぱなしです。
SoftBankが小さな会社(ボーダフォンジャパン)を買収したために、トータルの契約者数ではdocomoの方がずっと大きいのは当然で、もしSoftBankが参入した2006年に各社がゼロからスタートしていたら、今ごろdocomoは3社の中で一番小さな会社になってしまっています。
それくらい負け続けています。
というわけで、あいかわらずのボクの予想をまた貼っておきます。

ドコモ(docomo)からiPhoneが出るのは確実である理由