リクルーター
ボクは、ここで何度か書きましたが、学生を卒業して、社会人としての第1歩目は、某巨大銀行でした。
いわゆる財閥系銀行と言うヤツですね。
で、入社すると、すぐに、リクルーターになりました。
リクルーターとは、来年に採用する見込みとなる学生と接触する役割です。
足切り
はっきり言ってしまえば、財閥系巨大銀行では学歴選抜が行われていました。
つまり、ある程度の偏差値以下の大学生は、まったく相手にしないのです。
東大、京大、阪大、神戸大などのリクルーターチームがあり、それぞれの大学の後輩と会うわけです。
ボクは阪大なので、阪大の4年生と会います。
実際には、学歴なんて人間性と何の関係も無いわけで、高学歴の人にも優秀な人からポンコツまで揃っていますし、低学歴の人にも優秀な人からポンコツまで揃っています。
それは、同じ大学の多数の人間と会えば自然とわかってきます。
なので、ボク個人は学歴フィルターなんて無意味だな〜と思っていましたし、いまも思っていますが、当時は仕事なので、同じ大学の後輩と何人も会いました。
ひとつだけ、特にガッカリしたコトがあります。
阪大の後輩で、非常に優秀なのがいたんですよ。
ボクは積極的に推薦しました。
会った人は誰もがその優秀さに感心しました。
ただ、足が悪かったんですよね。
生まれつきの障害。
それを理由に、会社はその人の採用を見送りました。
ボクはその後、その銀行を辞めましたが、いまでも思っていますよ。
財閥系巨大クソ銀行だと。