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スマートフォンでは、世界ではAndroid機が8割くらいの台数シェアを誇ります。
スマートフォン業界の企業の利益はAppleが9割ほど稼いでいるので、要するに台数としては少数のAppleが利益の大半を得ていると言う話。
逆に言えば、Android機を作っているメーカーはたくさん作ってたくさん売っているのに、全然儲からないってことです。
変な例え方をすれば、
- 8時間働いて5千円もらうアルバイト
- 1時間働いて2万円もらうアルバイト
後者がAppleですね。
効率が良いです。
日本では、世界の状況と違って、iPhoneのシェアが非常に高く、つまりAppleにとっては日本はドル箱市場です。
外部ネットワーク
昔、日本では、NECのパソコンが台数シェアの9割を握っていました。
ビデオでは、VHSと言う規格が圧倒的なシェアでした。
パソコンとかスマートフォンとかビデオの共通点ってわかりますか?
それは、ハードだけでは成立しないと言う点です。
パソコンを買ってきても1本もアプリが入っていなければ何もできません。
アプリを作る会社はできるだけ多くのアプリを売りたいので、台数のシェアの大きな機種向けに作ります。
ドラゴンクエストと言うゲームは、発売時点で一番人気のあるハードに出すことを明言していますね。
昔はファミコン、その後、プレイステーションだったりニンテンドーDSだったり。
人気アプリがたくさん揃っている機種がたくさん売れ、機種がたくさん売れるから、アプリもますます増えていく。
その循環ですね。
パソコン、スマートフォン、ビデオ、そしてゲーム機もそうですね。
みんなが持っているからアプリが揃い、だから売れる。
その繰り返し。
こう言う性質を外部ネットワーク性と言いますが、人はその影響でモノを選ぶ性質があります。
多くの人には嗜好がありますが、実は、意思決定は、自分の嗜好だけでは無く、他人からの影響が大きいんですね。
みんなが使っているから買う。
行列ができる店だから自分も行く。
ランキングに入っている音楽だから聞く。
これ、他人の影響です。
生きる中で、人は、自分の人生を生きる。
でも、その選択は他人からの影響を多大に受ける。
就職もそうですね。
自分がしたい仕事を選ぶか、それとも、就職人気ランキングで上位の大企業を選ぶか。
自分の意思か他人の意思か。
自分の人生。
そんなことを考えながら、今日も生きています。