同じテーマの2つの記事
今日は、似たような内容の2つのブログ記事を紹介しましょう。
1つめはこれ。
2つめはこれ。
テーマはまったく同じです。
1つめはご覧のとおり、ボク自身の記事です。2つめはgrapeと言うサイトの記事。
ボクの記事は約3年前のモノで、grapeのは今日の記事です。
時空を超えて2つの記事がいまここに出会いました。
パクリ?
網戸を上から見た様子をイラストにするなど、実によく似た記事です。
もちろん、後から書いた方が、より工夫と洗練さがありますが。
で、ボクは思ったんです。
ついにボクもパクられる立場になったか。
でも、すぐに思い直しました。
いや、これはパクリでは無いかも。
まず、網戸があるのに蚊が部屋に侵入してくると言うテーマ。
これって、いかにもありそうですよね。
つまり、3年前にボクが書いた時点でもテーマとしてはオリジナリティは無さそう。
で、同じこのテーマで記事を書くとなると、当然、因果関係は同じなのだから、書くことも同じになります。
網戸の配置によっては隙間があるので、そこから蚊が入ってくる。
その様子を明快に表現したイラストです。
つまり、パクリじゃなくても、同じこのテーマで書くなら、誰が書いてもこのような書き方になる、と言うわけですね。
もちろん、ボクの記事を読んだ上で書かれたパクリである可能性もあります。
しかしここは法治国家。
仮にパクリであっても、その証拠が無ければ、それは罪にはなりません。
だから、ボクはgrapeの記事は、単に偶然の一致であり、よくあるテーマが書かれたに過ぎないと思っています。
もしかしたら、3年前のボクよりも、さらに前に同じテーマで書いた人もいるかもしれませんしね。
パクリ問題って難しいんですよね。
だって、これだけモノがあふれた飽食の時代って、もはや何をやってもほぼ似るんです。
例えば、自動車。
ほとんどの自動車は四隅にタイヤがあって、前面にボンネットがあって、右前にハンドルがあって、足下にアクセル、ブレーキのペダルがあって。
ね、最初のクルマ以外は全部パクリなんです。
ノートパソコンも、ほとんどすべて同じ形でしょ?
目の前に液晶画面があって、その手前にキーボードがあって、パタンと閉じることができう。
最初のノートパソコン以外は全部パクリです。
家もそう。時計もそう。
靴も衣服も電話も歯ブラシもメガネもスキーも。
最初に作った人以外は全員パクリです。
なのに、そう言う全世界に蔓延するパクリは置いておいて、たまに似たデザインが登場すると、
パクリだ!パクリだ!
の大合唱。
ボクは口癖のように言っていますが、この世の中、デタラメなんですよ。