おカネが増える
ここ半年で何回めの出張だろう。
今回は3日間の出張でした。
疲れた〜。
前から信用創造の話を書きたいと思いながら、疲労が大きく、なかなか気合が入らないんですよね。
なので、発想を転換して、さらっと書くことにします。
A銀行とB銀行があり、CさんとDさんがいます。
DさんがA銀行にお金を1000万円預けるとします。
この時点でDさんの手元の現金は無くなり、代わりにA銀行の残高が1000万円になりました。
ここまでは簡単。
CさんがA銀行からおカネを借りました。
銀行は法律で、一定の金額を残しておかないといけないので、ここではA銀行はCさんに800万円貸したとします。A銀行には200万円残っています。2割を残さなきゃいけないとします。
A銀行がCさんに800万円貸したと言っても、今どきは現金で800万円をポンと渡すのではなく、Cさんの口座に800万円振り込むのです。
Cさんの口座はB銀行にあるとします。
つまり、A銀行からB銀行に800万円送金されます。
送金というのは実際におカネが飛んでいくのではないですよね。
あくまでの口座の残高を書き換えるだけですよね。
A銀行の数値を800万円減らし、B銀行の数値を800万円増やします。
これで送金完了。
実際にA銀行の金庫からおカネが800万円減ったわけでは無いのに、B銀行の残高は800万円増えました。
B銀行は法律で2割つまり160万円残さなきゃいけないんですが、640万円は貸し出すことができます。
640万円を誰かに貸す、つまり、どこかの銀行へ送金するわけです。
以下、繰り返し。
実物の価値と信用の価値
A銀行から実際におカネが減ったわけでは無いのに、数値の書き換えでB銀行は800万円増えましたよね。
そして、その先も640万円増えています。
ここまででトータル、
1000万円 + 800万円 + 640万円 = 2440万円
最初にDさんが1000万円を預けただけなのに、世の中には2440万円のおカネが出回っている状態です。
こういうのを信用創造と言って、実際の世の中はこうやって回っているのです。
ホントのおカネの価値は1000万円しか無いんですが、銀行は信用されているので、信用に対する価値が実際のおカネに加算されるわけです。それが1440万円分です。
面白く無いですか?
実際に存在するよりも大きなおカネが現実に世の中を動かしている。
それを知って欲しかったんですが、ここで力尽きることにします。
あ〜疲れた。
同じような話を以前書いたので、ぜひみなさん、世の中の景気を良くしてくださいね。