USBの種類
ボクが使っているiMac 2017の背面には、USB端子が6つもあります。
そのうち4つが従来からの長方形タイプ。
2つが新しい小さなタイプ。
USB TYPE-Cと呼ばれるアレです。
最新のiPad Proにも採用されましたね。
一方で、USB 3.0とか、USB 3.1と言う名称もよく見かけます。
何が何やら。
と言うわけで、誰にでもわかるようにカンタンに書くコトにチャレンジします。
形状と信号
まず、USB TYPE-Cがあると言うコトは、AもBもあります。
Aが昔からある長方形タイプ。
BはAのケーブルの反対側にあるコトが多いですね。やや正方形に近いタイプです。
例えば、パソコン側がAで、外付けのハードディスク側がBってのは多いですね。
AとかBとかCと言うのは、USBの端子の形状を表します。
Aは昔からある長方形。
Bは正方形に近いタイプ。
さっき書いた、Aのケーブルの反対側はBと言うのは主従関係のようなモノですね。
ただ、AやBはサイズが大きいので、その後、MiniUSBやMicroUSBと言う形状も登場しました。
そして、最新の形状が、USB TYPE-Cです。
USBの形で初めて、表裏どちらでも差し込めるリバーシブルになりました。
また、ケーブルの両端ともにUSB TYPE-Cのモノもあります。
一方、数字で表すのは、ケーブル内部を通る信号の規格です。
USB 1.0から始まって、USB 2.0、そしてこの文章を書いている時点で最新が、USB 3.2です。
ただ、USB 3.2はまだほとんど見かけないので、実質的な最新版は、USB 3.1です。
ややこしいのは、USB 3.1には、
- USB 3.1 Gen 1
- USB 3.1 Gen 2
があります。
元々あった、USB 3.0が、USB 3.1 Gen 1に名称変更されたと思って良いです。
現状、世の中には、次のモノが大多数だと思ってもらっていいです。
- USB 2.0……転送速度最大480Mbit/s
- USB 3.1 Gen 1……転送速度最大5Gbit/s
- USB 3.1 Gen 2……転送速度最大10Gbit/s
で、後に行くほど、高性能(転送速度が速い)です。
Mはメガで、Gはギガ。ギガはメガの約1000倍です。
USB 3.1 Gen 1は、USB 2.0の10倍ほど速い、と言うわけです。
まとめると、アルファベットは、形状の名称で、数字は信号の規格だと言うコトです。
なので、見た目だけでは判断できません。
最近は、USB TYPE-Cが増えてきました。
MacBookとかAndroidスマホとか。
でも、形は同じUSB TYPE-Cでも、信号の規格は、USB 2.0だったり、USB 3.1Gen1だったり、USB 3.1 Gen 2だったりとバラバラです。
気を付ける必要があるのはケーブル選びですね。
例えば、2台の機器の端子がUSB TYPE-Cで、USB 3.1なのに、USB TYPE-CのUSB 2.0ケーブルを買って来てつなげてしまうと、ケーブルの方が性能が低い(古い)ので、通信速度も480Mbit/sしか出ません。
USB TYPE-CのケーブルがすべてUSB 3.1に対応しているわけでは無いのです。
ちなみに、冒頭に書いた、ボクが使っているiMac 2017は、
- USB 3.1 Gen 1が4つ(USB TYPE-A)
- USB 3.1 Gen 2が2つ(USB TYPE-C)
です。
そして、このiMacのUSB TYPE-Cコネクタは、Thunderbolt 3と言う規格も兼用していて、対応するケーブルと機器を接続すると、何と、40Gbit/sと言う高速転送が可能です。
恐るべし、Thunderbolt 3。