物理メディア
現在のBlu-rayディスクやDVD、昔のビデオテープなどの呼び方。
とりあえず、ここでは物理メディアと呼びます。
世間的にもそんな呼ばれ方をすると思います。
ボクもそれなりの長さを生きているので、物理メディアの変遷を見て来ました。
幼い頃は、カセットテープやレコード。
レーザーディスクやエイトトラック。
その後、CDやMDが登場しました。
パソコンのデータ保存にはフロッピーディスクやMO。
ボクはZIPも使ったコトがあります。
これらが変遷する理由は、高性能化ですね。
つまり、容量の拡大。
コレクション
これらの特徴は、作品ごとに異なるメディアが存在するコトですかね。
例えば、音楽で言えば、1つのアルバムで1つのCD。
映画なら、1本の映画で1つのBlu-rayディスクやDVD。
だから、コレクションと言う概念が存在します。
音楽CDを1000枚持っている人は、1000種類のアルバムを持っているわけです。
映画もそう。
部屋中にCDやDVDが並んでいる人も少なからずいるでしょう。
ところが、インターネットの高速化とストレージの大容量化が概念を変えました。
例えば、ボクはいま、音楽CDもDVDもBlu-rayディスクも持っていませんが、音楽の楽曲はたくさん持っています。
それらは、パソコンに接続されたSSDやiPhoneに入っています。
つまり、1つのデバイスに全曲保管ですね。
作品の数だけ物理メディアを所有する概念はとっくの昔に捨てています。
その結果、その都度、店舗に買いに行く手間が無くなりましたし、保管場所の問題も無くなりました。
また、全作品をいつでも持ち運べるメリットもあります。
そう言えば、紙の書籍も物理メディアですね。
ボクは毎年数百冊の本を読みますが、ほぼすべて電子書籍です。
いつでも持ち歩けるため、いつでも読めます。
保管場所の問題も劣化の問題もありません。
おかげで活字に親しくなりました。
10年以上前からボクは、DVDや紙の書籍の終焉を唱えていますが、まさにそれが少しずつ進んでいます。
今後も、それがひっくり返るコトは無いでしょう。