非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

Skypeが3Gに対応した衝撃

Skypeを使うと通話定額

Skypeというソフトウェアがあります。
基本的に無料ですし、パソコンやスマートフォンで使えるので、すでにインストールしている人もいるでしょうね。
というか、ボクの周りの人たちもずいぶん使っています。
普及率はかなりのモノだと思います。
このSkype。要するに電話をするためのアプリです。
では普通の電話と何が違うのか。
まず、普通の電話。
たとえば、家の固定電話とか、ケータイの通話ではご存じの通り通話料がかかります。
従量制です。従量制というのは使った量に応じて料金が増えていくことを言います。
3分8円なら30分話せば80円になりますよね。
いっぽうのSkype。
これは通話をするのにパケット通信を使います。
つまりインターネットやメールのやりとりと同じ方法を使います。
家庭でインターネットを使っている人は今ではほとんどが月額固定ですよね。
あるいはケータイでもパケット定額制プランを使っている人は、いくらネットを使おうがメールしようが毎月の料金は固定です。
Skypeは、その方法で通話できるわけです。
なので、普通の音声通話と違ってパケット定額制を使えば、いくら通話しても毎月の料金は固定のまま。
極端に言えば、1日中話しっぱなしでも良いわけです。
もちろん使い方も全然難しくはなく、普通の電話と同じようにアドレス帳から選んで発信するだけです。
なので、電話会社にしてみれば、無条件にSkypeを使われると誰も音声通話を使わなくなってしまい、通話料収入がなくなりますし、話し放題になって電波の帯域を圧迫されることにもなります。
なので、今までは3G回線ではSkypeは使えませんでした。3Gというのは現在のケータイの主流となっている回線のことです。
ところが、今回バージョンアップしたiPhoneのSkypeは、この3Gに対応しています。
ソフトバンクの電波の範囲内ではどこでも使えるわけです。
もちろんアプリ自体も無料です。
ということは、iPhoneユーザーはお互いにSkypeをインストールしておけば、ソフトバンクの通話料を払わなくてもパケット定額の範囲内でいくらでも通話ができるわけです。
もちろんiPhoneではなくても相手がパソコンユーザーでもSkypeがインストールされていれば使えます。
こんな風に、Skypeは既存の携帯電話のビジネスモデルを覆す可能性を持ったアプリです。
これまでも家庭のパソコンにインストールしている人はかなり多いですから、実際に家から家に電話するのなら、もはや固定電話ではなく、Skype同士で通話している人も多いでしょう。
それがいよいよケータイの世界にもやってきたわけです。
月額定額で通話し放題の世界です。
今のところ、このSkypeのニューバージョンは2010年内は無料としてます。
来年になれば何らかの料金が課せられるのか、あるいは無料が継続するのか。それはまだわかりません。
ただ、こうやって既存のビジネスモデルを大きく変える可能性がある仕組みが出てきていることに期待は隠せません。