非天マザー by B-CHAN

iPhoneの使い方、IT、ビジネス、金融、経済、不動産、保険、音楽、映画、ニュース、自己啓発その他。

将来のiPhoneに望むこと その1

iPhoneへの要望を書いてみる

6月にiPhone 4が出て、非常に高精細な液晶画面など魅力的なマシンに生まれ変わりましたが、まだまだデメリットもたくさんあります。
Apple信者の人たちはiPhoneのデメリットを否定するのかも知れませんが、ボクはいつも書くように、どんな商品にもメリットとデメリットがあると考えています。


iPhoneやXperiaのデメリットを知って迷っている人へ


信者と呼ばれる人とアンチと呼ばれる人に関する考察


ボクは今はiPhoneユーザーですが、実は日本の普通の携帯電話の多機能ぶりがとても好きです。
何か機能を追加することによって他の便利な部分が犠牲になるのなら、それはやめたほうがいいですが、何も犠牲にならずに純粋に機能が追加されるならボクは大歓迎です。
例えば、おサイフケータイ機能はぜひ付けて欲しいです。
おサイフケータイ付きiPhoneとおサイフケータイ無しのiPhoneがあれば、間違いなく前者を選びます。
iPhoneの信者の人たちはよく、
「おサイフケータイなんか不要」
と言いますが、「不要」と言うことは、「無くても良い」という意味であって、「無い方が良い」という意味ではありません。
別にあっても困らないはずです。
もし、「おサイフケータイがあるほうが不便」「あるほうが困る」
というのならもちろん無い方が良いわけですが、そうではないですよね。
単に「不要」なだけで、別にあったら困るということにはなりません。
不要な人は使わなければ良いだけで、逆にあることによって助かる人もたくさんいます。
そういうわけでボクはiPhoneへのおサイフケータイ機能搭載は大賛成です。
実際、過去には普通のケータイでおサイフケータイ機能を使っていて、その便利さは実感しています。
今回は、こんな風に、将来のiPhoneがこうなったらいいのに、ということを列記していきたいと思います。
ハードウェアの実装が必要なことと、ソフトウェアのアップデートで実現できることの両方がありますが、とりあえず区別せずに書いていきます。
ただし、機能は多いほうがいいんですが、こちらのエントリーで書いたように、同じ機能を実現するなら、ハードの実装は少ない方が良いという考え方です。


出来るだけハードの実装を減らす(普通のケータイとiPhoneの思想の違い)

  • 電子マネー機能

というわけで最初は、今書いたようにおサイフケータイなどの電子マネー機能です。
ボクは今はiPhoneをカードが収納できるケースに入れて使っていますので、そこにSuicaを入れています。


iPhoneでストラップとおサイフケータイを両立できる数少ないケース


ですので、鉄道を利用するときはiPhoneを改札にかざすことで乗り降りしています。
これによっていちいち財布を取り出す必要が無いですが、苦肉の策であり、逆にiPhoneの収納ケースの選択肢の幅が狭められているというデメリットがあります。
やはりiPhone自体におサイフケータイ機能があるほうが便利です。
また、おサイフケータイだけではなく、いろんな店舗のポイントカード機能も付くと助かります。
ヤマダ電機なんかはすでにiPhone用のポイントカードアプリを出していてボクも使っていますが、これはiPhoneの画面にQRコードを表示して店頭で読み取るという仕組みです。これなら確かにソフトだけで実現できますが、いちいち画面に表示させる必要があります。
できれば、おサイフケータイ同様に非接触式でタッチするだけで読み取る機構になればさらに便利です。
つまりソフトではなく、ハードウェアベースで実装してもらいたいという話です。
現状、FeliCaなどの電子マネー機能は世界中でも日本くらいしか発達していないので、iPhoneにすぐに搭載される可能性は低いですが、将来に期待です。

  • 防水機構

今年の各社の携帯電話は防水がトレンドとなっています。折りたたみ機構などの複雑な形状なのに、よくぞ防水を実現しているなあ、と感心するばかりです。そこへ行くとiPhoneは可動部分もスイッチ類も極端に少ないので、比較的防水機構にはしやすいんじゃないかと想像できます。
ただ、iPhoneの場合、普通のケータイと違ってケースに入れて使う人が多いので、水に浸す場合はそのあたりとの兼ね合いが難しいかも知れません。いずれにせよ、防水になること自体は歓迎です。

  • カーソルキー

これはハードで実装する必要はありません。ソフトウェアでのユーザーインターフェースの改善です。
iPhoneではカーソル位置を移動させるには文字を長押しして、そのまま指を左右にずらします。これはこれでよく考えられた手法ですが、細かい移動には面倒です。
そんなとき、上下左右の移動キーがあれば1文字単位の移動もかなり楽になると思います。

  • 日本語入力方式(Input Method)の選択制

ご存じの通り、iPhoneでは文字入力に関してはフリック入力という方法があり、普通のケータイと比べても非常に高速に入力できます。


iPhoneでのフリック入力の高速性と改善要望


ところが、入力した文字を漢字変換する際の精度がいまいちです。
ボクは自宅のパソコンでは、ジャストシステムのATOKという日本語変換システムを使っています。これは前後の文脈を考慮してかなりかしこい変換をしてくれます。
例えば、同じ「かく」でも、「頭を掻く」、「文字を書く」、というふうに使い分けてくれます。
Windowsなら標準でMS-IME、Macなら標準でことえり、という日本語入力システムが入っていますが、それを自分の好みの入力システムに置き換えることができるわけです。
普通の携帯電話でもATOKを搭載しているモノもありますし、各社いろいろ工夫していますが、iPhoneと同じように入れ替えることはできません。
いっぽう、スマートフォンのライバルであるAndroid機では日本語入力システムを置き換えることができます。
iPhone標準の日本語変換が賢ければ、こんな不満は出てこないはずですが、現状、とてもがっかりさせられているので、ぜひ、日本語入力システムの置き換えが実現できるようになることを願います。
当然、これはハードの実装は必要なく、ソフトウェアのアップデートの範疇です。

  • 無線ベースの同期と充電

これはちょっとハードルが高いかも知れません。
現在はパソコンに入った音楽や写真などとの同期をするにはUSBケーブルをつなぐ必要があります。
しかし、同じ事を実現するのに、できるだけ余計なハードは減らす、という考え方から言えば、わざわざケーブルをつながなくても、無線ベースで同期ができるのが理想です。
例えば自宅にいるときは無線LAN、さらに外出先からでもVPNを通じて同期できれば非常に便利です。
技術的には可能なはずです。
そこまで行くと、もはやiPhoneに音楽を取り込む必要すらなくなり、外出先であってもネット環境を利用してパソコンに接続して音楽や動画の再生ができるようになるわけです。つまり、iPhoneに入りきらない音楽や動画も外出先で視聴できるわけです。
データを持ち運ぶのではなく、あくまでもサーバのデータを利用するというクラウドコンピューティングの考え方です。
いっぽう、充電も当然にケーブルをつなぐ必要があります。
こちらはさらにハードルが高いですが、置いておくだけで充電が出来る装置、あるいは太陽電池の高性能化が行われiPhoneに搭載されると、少しでもバッテリーの心配をしなくても良いかな、と。


今回はとりあえず、こんな風に、思いつくままに書いてみました。
他にもいろいろあるかもしれません。
こんなアイディアがあるよー、って人はTwitterやコメント欄でぜひぜひ書いてください。
面白そうなのは、”その2”で紹介するかもです。