非天マザー by B-CHAN

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人を動かす / デール・カーネギー著……誰もが読んで欲しい人類史に残る名著

決して人をコントロールするテクニック本では無い。根本的な人間性を教えてくれる。


たくさんの読書をしていると、本からいろんな影響を受けることがあります。
皆さん、人生で自分に一番影響を与えた本を言えますか?
ボクはこれです。




まず、出版社の紹介文を貼っておきます。

「人間関係の古典として、あらゆる自己啓発本の原点となったD・カーネギーの名著。常に机上において読み返す本として、重厚で華麗な装丁にあらため、四六判・上製(ハードカバー)とし、本文も読みやすく組み直した.
本書は、社会人として持つべき心構えを興味深い実例をもって説得力豊かに説き明かして類書の追随を許さない。深い人間洞察とヒュウマニズムを根底に据えた感動の書。聖書につぐ世界的ロングセラー。」



「人を動かす」というタイトルなので、リーダーシップの本かと思われそうですが、それにとどまりません。
例えば、相手が失敗したときに、それを叱りつけてとがめるのか、あるいは寛大な心で励ますのか。
それによって、相手に与える影響も全然違います。
いまの世の中、残念ながら、いわゆる善人と言える人があまりいません。
ここでいう善人というのは、悪いことを行わない人、ということではありません。
そんな人はたくさんいます。それは普通の人です。
そうではなく、みずからよい行いをする人のことを善人といいます。
どこかで災害が起こったら積極的に寄付をする、困っている人がいたら積極的に手を差し伸べる人のことです。
悪いことをしない人はもちろんたくさんいますが、積極的によい行いをする人はあまりいません。
どこかの国で大地震が起こっても、遠い国のニュース程度にしか認識されていません。
この国は自殺者が年間3万人もいて、景気も低迷し、さまざまな問題を抱えています。
政治の問題ももちろんありますが、最終的には一人ひとりの行動にかかっています。
自分は悪いことはしないから善人だ、では現状と何も変わりません。
いや、そんなことは当たり前のことです。ボクはそんなことでは善人とは思いません。
やはり自らが率先して弱者に手を差し伸べる、そうあるべきだと思います。
日本人1億3000万人みんながそうなれば、この国は素晴らしい国になると思います。
今は決してそういう人は多いとは言えないです。
そういう意識を目覚めさせてくれたのがこの本。
1937年に初版が出た古典で、世界中で読まれている名著ですが、読んでいない人がいれば、ぜひ読むことをオススメします。
きっと、人はもっとあなたのことが好きになり、あなたはもっと人のことが好きになると思います。
みんながそうなれば素晴らしい世の中ではないですか。