非天マザー by B-CHAN

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KDDIの株価下落が意味するもの

iPhoneが市場に与える影響


今日、9月26日にauの秋冬モデルの新機種発表がありました。
また、SoftBank対抗となる料金プランも発表しました。
いっぽうで、噂されているiPhoneの発売については、ノーコメントを貫きました。
興味深いのは、そんなauの株価が今日、大幅に下落したこと。
大々的な新機種発表と新プランの発表。
普通に考えたら、期待を込めて株価が上がりそうなものじゃ無いですか。
ところが、iPhoneというたった1機種の動向で株価が大幅下落。
AndroidのシェアはすでにiPhoneのシェアを上回ったと言います。
しかしそれはAndroidのたくさんの機種の合計の台数がiPhoneという一つの機種の台数に勝ったという話です。
クルマで言えば、トヨタのプリウスの台数を、日産の全車種合計の台数が上回ったと言っているような感じですかね。実際には日産にはプリウスよりも売れているクルマは一つもありません。
同じように、いまだにiPhoneよりも売れているAndroid機種は1機種もありません。新発売時に一時的には追い越すものの、すぐに落ちていくのです。それを横目にiPhoneはコンスタントに売れ続けています。
今日のauの発表も、NECカシオ、富士通、HTC、シャープ、MOTOROLAなどいろんな会社の新機種が顔を揃えましたが、KDDIの株価を押し上げる要因にはならず、iPhoneという一機種の動向で株価は押し下げられました。まさに束になってもかなわない状態です。
これは必ずしもiPhoneが優れているという意味では無く、あくまでも世間の関心の大きさを表しているだけに過ぎません。
なので、次期iPhoneのできばえによっては、大きな歓迎にもなり得るし、大きな失望にもなり得るわけです。プラスにもマイナスにも影響が大きいiPhone。
Appleの開発陣も大変でしょうね。