非天マザー by B-CHAN

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現時点での電子書籍のあり方のベスト、電子書店アプリ

電子書籍を快適に閲覧するには


こんにちは!
色男になりたいB-CHANです。
さて、これまでのいろんな連載も中途半端なのを知りつつ、また話が変わって、今回は電子書籍ストアの話です。
紙の書籍と電子書籍の違いってわかりますか?
というよりも、電子書籍のメリットを書いた方がわかりやすいですかね。

  • 紙と違って日焼け、水濡れなどの劣化が無い。
  • 紙と違って重さが無いので何冊分でも端末に入れて持ち運べる。
  • 文字の種類や大きさを変更可能。
  • 電子書籍によっては辞書機能がある。
  • 電子書籍によっては読み上げ機能がある。

これらは電子書籍の物理的なメリットですね。
今回は、電子書籍と紙の書籍の所有に関する違いを書きます。
まず、紙の書籍というのは、紙の書籍そのものを保有している事が所有権を表す事になります。
もし、紙の書籍を濡らしたり燃やしたり紛失したら、本屋さんに行っても、また同じ本をもらえる事はありません。
同じ本を手に入れるには、またおカネを出して買うしかありません。
一方の電子書籍。
これには二通りの概念があると思います。
一つ目は紙の書籍と同じように、所有していることで所有権を表すもの。
例えば、あなたがパソコンでPDFの書類を作成したとします。
作成してパソコンに保管されている時点で、それはあなたのものです。紙の書籍と同じです。
もし、そのPDFを間違えて削除してしまったら、PDFそのものが無くなりますから、所有権そのものも無くなります。
これが一つ目の概念。
そしてもう一つが、モノそのものは所有権と結びつかないという概念。
わかりにくいですね。
これは紙の書籍では実現不可能だと思ってください。
例えば、あなたがiPhoneやiPadのAppStoreでアプリ(電子書籍アプリも)を購入したとします。
購入すればiPhoneやiPadにアプリがダウンロードされます。
もし、ダウンロードされたアプリを削除したらどうでしょう?
それでもあなたの所有権は失われません。ここが紙の書籍との違いです。
AppStore側には、あなたがそのアプリをダウンロードしたという記録が残っています。
なので、削除しても何度でも同じアプリを無料で再ダウンロードできます。
実際に手元にモノを持っている事が所有権を表すのではなく、購入したという記録が所有権を表すのです。
これは物理的な紙という物質で作られている紙の書籍では実現は無理で、電子媒体である電子書籍ならではの考え方です。
だから、ダウンロードした書籍を保存してあるiPhoneが壊れて、別のiPhoneに買い換えたとしても、AppStore側にはあなたの購入記録が残っていますから、あなたは無料で再びダウンロードすれば、同じ書籍を読む事ができます。
これは電子書籍に限らず、iPhoneやiPadなどのAppStoreで買ったすべてのアプリに当てはまりますし、Androidでも同じです。
以前は、iTunesで購入した音楽はパソコンから削除してしまうと再購入が必要でしたが、今では音楽もアプリや電子書籍と同じように、何度でも無料で再ダウンロード可能になりました。
つまり、今までは、各ユーザーの自宅の本棚やスマートフォンなどが保管場所であったのが、今では、モノの保管場所はあくまでもStore側であって、ユーザーは保管場所の心配をする必要が無くなったと言う事になります。
しかし、電子書籍には紙の書籍よりも不便なところもあります。
紙の書籍、例えば「ドラえもん第1巻」は、紀伊國屋書店であろうと、ジュンク堂書店であろうと、Amazonであろうと、どこで買っても同じように読めます。
しかし、電子書籍は基本的に、その書籍を購入した電子ストアの対応アプリでしか読めません。
iPhoneを例に取ると、iPhone用の電子書籍アプリはiPhone(もしくはiPad、iPod touch)でしか読めません。決してAndroidでは読めません。
Android用の電子書籍アプリはiPhoneでは読めません。
つまり、どこで買ったかによって読書環境が大きく変わってしまいます。
これは明らかに紙の書籍よりも利便性が減っています。
そこでボクは電子書籍の読み方としてオススメしたいのが、電子書店アプリの活用です。
次回はこの、電子書店アプリについて、その大きなメリットを書きます。


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