ハードディスクは、そんなに遠くない将来、必ず壊れる
以前、データの保管の話を書いたことがあります。
↓
データはパソコンの外に保管しておくと便利。
その記事内で書いたように、ボクはデータはパソコンの中ではなく、外部のハードディスクに保管しています。
ただし、ハードディスクというのは、非常に脆い機械です。
データを記録する円盤が超高速回転しながらデータを読み書きしています。
つまり、物理的に激しい動作をする機械で、振動に弱いですし、発熱にも弱いです。
こんな危険な記録装置にデータを保管するのはイヤなんですが、他に選択肢がありません。
ブルーレイディスクでも1枚あたりせいぜい100GBしかないので、デジカメの写真や動画だけで足りないくらいです。
ブルーレイディスクの場合、2枚、3枚と増えていくと、都度、入れ替える必要があります。
ハードディスクなら最近は1TB(=1000GB)を超えるのが当たり前なので、大量のデータの保管に向いています。
容量ではハードディスクに軍配が上がりますが、ハードディスクは壊れやすい。
となると、考えられる対策はハードディスクのバックアップを取ることです。
次の図は、ボクのパソコン環境です。
ノートパソコンに1台の外付けのハードディスクケースを接続しています。
その外付けケースの中には2台のハードディスクをセットしています。
1台はデータ用。
1台はバックアップ用。
つまり、普段のデータの保管にはデータ用を使いますが、それのバックアップをバックアップ用に取っています。
また、バックアップ用は容量が大きくて余っているので、ノートパソコンの中身もバックアップしています。
厳密に言えばノートパソコンには大事なデータは保管していないのでバックアップする必要は無いんですが、バックアップ用の容量が余っているので、ついでにバックアップしているわけです。
こうしておけば、いくら壊れやすいハードディスクと言えど、2台が同時に壊れる可能性は限りなくゼロに近いので(たぶん)安心です。
実は、この8月に実際にデータ用のハードディスクが壊れ、カチャンカチャンと音を立てながら全く読み込めなくなりました。
しかし、上記のようにバックアップ体制を取っていたので、無事にデータは守られました。
壊れたデータ用ハードディスクを外して、新しいデータ用ハードディスクをセットして、バックアップ用ハードディスクからデータを戻せば無事復活です。
写真やら仕事のデータやら、ホントに助かりました。
以前から何度も書いていることですが、アプリなどのプログラムなら、失ってもまたダウンロードすれば手に入ります。
市販の音楽や映画なども、再入手可能です。
しかし、自分で書いた文章とか、自分で撮った写真とか動画、あるいは友人知人の住所録など、二度と手に入らないデータと言うモノも存在します。
そういったデータを守るためには、バックアップという考え方は欠かせません。
Macには一定時間ごとに自動的にバックアップを取ってくれる"Time Machine"という機能があります。
最近のWindowsにも同等の機能があります。
これらの機能をオンにしておけば、普段はユーザーは何もしなくても、バックアップが作成されていきます。
写真や動画以外の比較的小さなデータはブルーレイディスクに保存しておくのも安全かもしれませんし、クラウドサービスを使うのも良いでしょう。
ハードディスクは、いつか必ず壊れます。
壊れてからだと、ほぼデータの取り出しは不可能です。
なので、みなさんも大切なデータの保護にバックアップをしておきましょう。
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