相対評価と絶対評価
みなさん、こんにちは!
ボクは、このブログで、相対評価と絶対評価の話を何度もしてきました。
世の中には相対評価と絶対評価を混同して、間違いを犯している人が多いからです。
例えば、Aくんが学校のテストで100点満点のうち95点を取ったとします。
「お!Aくん、優秀だねえ。」
果たしてそうでしょうか。
実は、100点のうちの95点という絶対的な評価だけではAくんが優秀かどうかはわからないのです。
なぜなら、他の生徒が全員、96点以上を取っていたとしたら。
Aくんは最下位です。
優秀では無かったんですねえ。
つまり、物事の評価は一面で判断すると間違える、という話です。
スポーツ競技の優劣も同じ
今はたまたまオリンピックが開催されているので、順位が気になる人もいるでしょう。
これもまた、順位だけで優劣を決めるのは変だよ、というお話になります。
競技は何でもいいんですが、例えば、今回のオリンピックで15秒という最短記録で金メダルを獲った選手Bがいるとします。
そこだけ見れば優秀なのかなと判断します。
でも、前回のオリンピックで3位の選手がそれよりも速い14秒だったらどうでしょう。
選手Bはたまたま今回のオリンピックで他の相手が自分よりも遅かったので金メダルを獲れました。
もし前回のオリンピックに出ていたのなら、同じ速さだったとしてもメダルは獲れなかったわけです。
つまり、メダルを獲ったかどうかと、その人の能力の優秀性とは必ずしも結びつかないわけですね。
むしろ他人の能力に左右されています。
ボクがオリンピックのメダルに大して関心が無い理由はそこにあります。
メダルうんぬんよりも、競技の中身に注目している、そんな感じですかね。
他のスポーツでも同じです。
いつも書いているようにボクはプロ野球の大ファンですが特定のチームの応援ではなく全球団を応援しています。
つまり、どのチームが好きかでは無く、どんなプレイが好きかで見ているからです。
スポーツにかぎらず、人間も物事も、「誰が」とか「どれが」では無く、中身で判断する。
これって事象を正確に見極めるのに役立ちますよー。