スマートフォンのカメラ
最近のスマートフォンのカメラは高機能で驚かされます。
ただ、その中で、ボクがちょっと疑問を持つモノがあります。
iPhoneとPixel
iPhoneに関してはいまのところ、特に疑問はありません。
iPhoneのカメラで便利なのは、深度情報の埋め込みですね。
これによって、写真を撮った後からでもピントの位置を変えられるわけです。
この場合は、写真自体は文字通り、真実を写しているわけです。
現実の風景にも深度はありますからね。
一方、最近のGoogle Pixelが売りにしているのが、消しゴムマジック。
例えば、集合写真を撮ったときに、背景に関係ない人物が写り込んだ場合に、その人物だけを消去できるわけです。
この場合、真実を写しているのとは意味が違ってきます。
実際には人物がいたのに、いなかったコトに。
もちろん、1枚の画像として、それに満足すればそれで良いんですが、少なくともそれは、真実を写す「写真」では無いわけです。
後世の人たちが、過去の事実を調べる際に、消しゴムマジックが使われた画像を見た場合、それは歴史的資料として参考になりません。
これがボクには、大きな疑問として残ります。
真実を写す写真と、真実とは異なる画像。
これらの混在が今後、大きな問題となりそうな気がします。