電動キックボード
7月でしたっけ、電動キックボードに関する法規制が変わって、多くの人が乗っているのと見かけるようになりました。
ボクのように都内をクルマで走り回っていると、電動キックボードを見かけない日は無いくらいです。
電動キックボードは危ないと言う意見がたくさんありますし、ボクもそう思う点はいくつかあるんですが、ボクが特に危ないと思う点はタイヤの大きさです。
タイヤと障害物との相対的大きさ
乗り物のタイヤって、大きいほど安全なんですよ。
例えば、普通自動車のタイヤって15インチ以上あります。
電動キックボードのタイヤは5インチとか6インチくらいでしょうか。
15インチだと37.5cm。
5インチだと12.5cm。
直径が3cmの石ころや段差を踏んだ場合、自動車のタイヤなら10分の1未満の影響を受けるだけですが、電動キックボードなら4分の1もの影響を受けます。
つまり、タイヤが大きく動くのです。
タイヤが小さければ、小さな段差でも不安定になるのです。
ただでさえ立って乗っているので重心が高くて不安定な電動キックボード。
そこにあの小さなタイヤ。
転ぶ確率が非常に高いわけです。
そして、転んだ場合も、立った姿勢から転ぶわけですから、人体へのダメージも大きいのです。
電動キックボードは歩行者への危険が大きいと言われていますが、それ以前に、運転者自身がかなり大きな危険性を負っているのです。
法律上、運転免許が必要なタイプと不要なタイプがありますが、特に後者は、そう言った知識が無い人が運転できてしまうため、危険度が高いです。
運転免許とは、相手の命だけでは無く、自分の命を守るためのスキルを身に付ける制度だと思ってください。