いまのパソコンやスマートフォン
現在のパソコン屋スマートフォンで例えば、横100ピクセル(ドット)、縦100ピクセル(ドット)の四角形を描くと、正方形が表示されます。
当然ですね。
ところが、昔は、そうでも無かったんですよ。
PC-8801やX68000などの昔の人気パソコン。
その当時は、いまでは考えられないドットだったのです。
当時は何とも思いませんでしたが。
昔のパソコン
当時のディスプレイ画面って、横の長さと縦の長さの比率が4対3でした。
一方、当時のPC-8801シリーズ(とかX1シリーズとかFM-7シリーズなど)では横640ドット、縦200ドットでした。
つまり、横のドット数が異常に多いのです。
なので、横100ピクセル縦100ピクセルで四角形を描くと、縦長の長方形が表示されたのです。
後のPC-9801シリーズと言う上位機種では縦が2倍になって、横640縦400ドットが標準となりました。
これで、横100ピクセル縦100ピクセルの四角形を描くと正方形になり、めでたしめでたし、とはなりませんでした。
よく考えると、横640縦400って、4対3では無いんですよね。
4 ÷ 3 = 1.3333333333333...
640 ÷ 400 = 1.6
ほらね。
と言うわけで、その後に外国から押し寄せるVGA規格と呼ばれる横640縦480の画面が普及し、ようやく日本でも、正方形の画素(ドット)の画面が一般化しました。
いまでは考えられませんが、当時は何とも思わなかったんですよねえ。