人口減少の規模
九州の人。
気を悪くしないでくださいね。
単なる規模感を表すための例示ですので。
ボクはこのブログで、以前から、少子高齢化と人口減少を話題にしています。
日本は、人類の歴史で最速で人口減少に突入しています。
はたして、どれくらいの規模感で人口が減るんでしょうか。
九州の消滅
みなさん、直近の九州の人口を知っていますか？
はい、ざっくり1450万人ですね。
では、日本の人口減少グラフを見てみましょう。
https://jp.gdfreak.com/public/detail/jp010050000001000000/1
2020年に1億2532万人。
それが、2040年には、1億1092万人にまで減ります。
1440万人の減少です。
20年間で、ほぼ九州が消滅する規模です。
2040年にも日本は47都道府県で変わりが無いと思いますが、実際の人数で言えば、九州の8県が消えたのと同じ人口構成になるわけです。
実際に、日本地図から九州8県が消滅したら大騒ぎどころではありませんが、実質的にそれと同じコトが、ほぼ確実に起こるわけです。
地図上では47都道府県は残ります。
つまり表面的には残ります。
でも、中身は39都道府県に。
その残ったメンバーだけで、この日本列島のインフラや社会を維持する必要があるわけです。
変な言い方をしますが、九州から誰も人がいなくなるのに、九州にある道路や橋などのインフラを維持しなければならないので、その負担を残りの人々、つまり北海道や本州や四国の人々がおカネを出す必要があります。
人口減少による負担感の増加と言う意味では、非常に重いコトがわかると思います。
現実には、九州から人がいなくなるわけではありませんが、数の上ではそうなるわけで、日本人の負担が増大するのは目に見えています。
日本には外交や経済や様々な問題がありますが、確実にやって来て、確実に日本人を苦しめる最大の問題が人口減少と少子高齢化です。
最優先課題です。
政策的に、何を差し置いてもやるべき問題ですが、どうもそこまで本腰が入っていないように見えるのは、ボクだけでしょうか。
新型コロナウイルスは、人口のごくごく一部だけが犠牲になる問題ですが、こっちの問題は全人口が本格的に苦しめられる大問題なのです。
