無人レジ
最近は、特に大手の飲食店では、レジでのIT化が進んでいます。
回転寿司のスシローで飲食したときのコト。
注文はタッチパネル。
すっかりおなじみになりましたね。
10年以上前に、くら寿司がタッチパネルを導入したときは物珍しさに大行列ができていて、ボクもちゃっかり並びましたよ。
お客さんみんながタッチパネルで注文するため、回転寿司のレーンに流れて来るのはすべて注文品ばかり。
ランダムなネタを取って食べるコトはできませんでした。
まさに回転寿司の新時代ですね。
それはさておき、食後の精算は係員さんを呼んで皿の数を数えてもらいます。
ここはアナログ。
くら寿司は機械式カウンターなので、スシローの方が遅れている(?)感じはします。
そして、係員さんから渡されたカードを持ってレジへ向かいます。
レジが無人なんですね。
会計のスムーズさ
無人レジの仕組みはとてもカンタン。
カードに描かれているバーコードをレジのスキャナーに読ませるだけ。
そして、支払い方法(現金や電子マネーなど)を選択して精算。
以上です。
ボクの前に並んでいたのが年配の女性。
まったくうまく行っていませんでした。
スキャナーにカードをかざすように書かれているんですが、何度かざしても無反応です。
そりゃそうです。
その人は、カードのバーコードでは無い面をスキャナーに当てていたからです。
隣のレジでも同様ですが、そこではその人の友人が。
2台を占拠されたので、ボクは待ちぼうけ。
さすがに教えてあげようかと思ったところ、隣のレジの人が友人であるこっちのレジの人を呼んだので、ボクは順番を譲られました。
ボクはあっと言う間にバーコードをスキャン、PayPayを選択してiPhoneをかざして支払い。
わずか数秒で精算が終わりました。
さすが無人レジ。
とてもラクです。
隣のレジの方は、ようやく要領を飲み込めたようで、バーコードスキャンは突破。
しかし、その先はさらにハードルが高そうです。
ボクは次の用事があったので、そのまま店を出てしまいましたが、あの人たちは順調に終えたんでしょうか?
恐らく店員さんを呼ぶコトになったでしょう。
その人に何の罪もありません。
人生で一度も、バーコードをスキャンさせると言う教育を受けて来なかったんですから。
一方、ボクのように、IT化のメリットを強烈に享受している人間もいます。
つまり、IT化は、きちんと使えれば、圧倒的なメリットがあるんです。
今後のIT化推進社会では、利便性が宝の持ち腐れにならない教育機会が最大の課題だと思います。
テクノロジーは放っておいても進歩します。
問題はそれを使えない人口の増大。
IT推進とは実はユーザー教育の充実にこそ力点が置かれるべきだと思います。