原子力
今日はそういう日なのでそういう記事を書きますよ。
原爆と原発。
違い、わかりますよね。
原爆は原子力爆弾。
原発は原子力発電所。
「原爆も原発もいっしょ。」
「原爆はダメで原発は良いというのはおかしい。」
と言う人達がいます。
うーん。説得力が無いです。
あのね、このブログで何度も書きましたが、包丁について考えてください。
包丁って人を刺すことができます。
だから包丁は全部廃止すべきですか?
違いますよね。
包丁の存在目的は調理です。
でも、道具というのは使い方によって、凶器になるんです。
この場合、その道具に罪は無くて、人間の行為に罪があるんです。
原爆の目的は殺戮だけですよ。他にありません。絶対に存在してはダメなんです。
でも原発の目的は平和です。
安全性さえ担保できれば、原発は他のどの発電方法よりも合理的で経済的で空気を汚さないので、平和に貢献するんです。
だからと言って、ボクは今の原発を支持するわけじゃありません。
それは安全が担保されていないからです。
ただ、原爆と原発を同等に扱うようなトンチンカンな発言もしません。
どちらも放射能が発せられるという点が共通なだけで、目的は真逆です。
爆発物
爆発物を考えましょう。
殺戮の道具としての爆弾はあってはならないですよね。
ダイナマイトを発明したノーベルという人は、ダイナマイトが戦争に利用されるようになって悲観したそうです。
ダイナマイトが悪いのでは無く、悪用する人間が悪いんです。
自動車ってどうやって走っているか知ってますか?
爆発ですよ、爆発。
エンジンの中で燃料に点火して爆発を起こすことによってクルマは走るんです。
では、クルマは廃止すべきですか?
爆発物だからアウトですか?
爆発物は許せない!なんていうなら、クルマを含めてこの世の爆発物はすべて廃止しなきゃならなくなりますね。
それによって困る人がたくさん出てきます。
原理が同じだから全部ダメだなんて浅はかすぎますよ。
大切なのは、それをどのように使うかですから。